「空間」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「空間」という言葉からは、居住空間・宇宙空間、あるいはスペースのような類語が思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、「空間」は、他にも様々な学問領域で意味や定義がある多義語です。この記事では、特に一般的な「空間」の意味や使い方を類語とともにご紹介します。

目次

  1. 「空間」とは
  2. 「空間」の使い方
  3. 「空間」の類語

「空間」とは

「空間(くうかん)」の意味は、以下の通りです。

  1. (一般的な言葉として)物が置かれていない場所。空いた場所。宇宙のようにすべての方向へ限りなく広がっている状態。
  2. (哲学)時間と一緒にこの物体やこの世界を成立させている基本概念。中身をすべて取り除いて残る空いた場所。
  3. (数学)通常は、ユークリッド三次元空間のこと。広義では、ある集合の要素の間や部分集合の間に一定の数学的考察を加えるときの基本となる集合のこと。
  4. (物理学)広がりをもつ連続体で、物質や現象が発生し、存在する場所。

「空間」の使い方

我々の日常生活で、「空間」は、もっぱら1の意味で、人と人・人と物・物と物との距離や空いた場所などを言う時に使われます。また、人と人の場合は、心理的・心的な「空間」という表現も使われます。

距離で言えば、例えば、目の前にいる人、SNSなどでつながっていても現実に目の前にいない人といった距離感があります。メディアを通じた不特定多数の大規模なコミュニケーションにおける人と人、人と物との距離感も空間と認識されることがあります。

なお、哲学・数学・物理学などの学問領域における「空間」については、歴史的変遷や科学的考察など高度な専門性を持つことから、例文の紹介は、1の意味に留めます。

例文

【例文】

  • 小さな家で、空間をうまく活用して暮らすアイデア特集の雑誌を買った。
  • うちの会社は、手狭な事務室に大勢の人が働いていて、息苦しい空間なので時々屋上でリフレッシュすることにしている。
  • この1DKの部屋が僕の生活空間です。
  • すれ違いの生活を続けているうちに、いつの間にか私と彼との心の空間が次第に大きくなっていた。
  • インターネットの普及によって、遠く離れた見知らぬ人同士がつながってコミュニケーションとることができる広大な社会空間が無限に広がっている。

「空間」の類語

「スペース」

「スペース(space)」は、空間、空白、余白、空いた場所、宇宙、新聞雑誌などの紙面といった意味の英語です。「space」を英和辞書で引くと、スペースという訳語もあることから日本語化した外来語と言うことができます。

「スペース」は、物理的な空間を意味する言葉ですから、人の心理的なことには使うことは、まずありません。

【例文】

  • 我が家は敷地が狭いので、普通車を置くスペースがない。
  • パソコンで英語交じりの日本語を入力するときに、半角と全角のスペースをよく間違う。
  • 事務所のデッドスペースを利用して資料棚を作ることにした。

「間隙」

間隙(かんげき)」は、物と物の隙間(すきま)のことです。物理的な隙間だけでなく、時間や人間関係にも使うことができます。人間関係で「間隙」を使うのは、関係が悪化しているような状況を表現する時です。

【例文】

  • 学生時代から付き合っていた彼との間にいつの間にか互いの心に間隙が生じ、別れることになった。
  • ディフェンスの間隙を突いて、決勝ゴールを決めた。
  • 地震の影響で床と柱の間に間隙が生じた。

「空隙」

「空隙(くうげき)」も、すきまのことです。ほぼ「間隙」と同義の言葉ですが、「間隙」のほうが一般的な言葉と言えるようです。また、医学の分野では、骨と骨の隙間(すきま)や歯と歯の隙間などを「空隙」と言っていますが、「間隙」を使う例もあるようです。

【例文】

  • 歯の間にすきまがあることを、歯科医学では空隙歯列(すきっ歯)と言うそうだ。
  • 過去の忌まわしい出来事のショックが、未だに心の空隙として残っている。

「余裕」

余裕(よゆう)」は、ゆとりがあること、ゆったりとした心持のことです。物理的に十分な空間やスペースがある状態や経済的なゆとり、あるいは精神的なゆとりを「余裕」で表します。

【例文】

  • 今、我が家には海外旅行に行くような経済的な余裕はない。
  • 僕のパソコンにはまだまだハードディスクに余裕がある。
  • 私の彼は、心に余裕があって物事に動じることのない頼りがいのある人です。


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