「貴店」とは?意味や使い方をご紹介

「貴店」とは相手先に敬意を表する言葉の1つです。ただ、どのように使って良いか迷うという方もいるかもしれません。「貴店」の意味や使い方について文例をあげて詳しく紹介します。「貴社」との違いや、使い方を迷った場合についても説明します。

目次

  1. 「貴店」読み方と意味
  2. 「貴店」「貴社」の使い分け方
  3. 「貴社」か「貴店」か判断できない場合

「貴店」読み方と意味

「貴店」の読みは「きてん」で、相手の店舗に敬意を示す言葉です。ビジネス文書や履歴書の志望動機の記載等の書き言葉で使われる固い感じのする語句です。

「貴」という字には地位や身分が高いことや相手を敬って重んじる意味があるため、相手に対する事柄の上に付けて敬意を表します。

使い方

  • 貴店におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。(ビジネス文書・挨拶文)
  • 貴店より多大なるご援助をいただきまして、誠に感謝しております。(ビジネス文書・お礼状)
  • 雑貨の販売に興味があり、貴店に応募いたしました。(履歴書の志望動機)
  • 貴店でのアルバイトを志望する理由は、スタッフの方に親切にしていただき自分も働いてみたいと考えたからです。(履歴書のアルバイトの志望動機)

「貴店」「貴社」の使い分け方

仕事に関したことで相手の勤務先に敬称を付けるなら「貴社」なのでは?と不思議に思う方もいるかもしれません。

店舗への敬意を示すのに「貴社」でも間違いではない場合があります。「貴社」は会社を敬う時に使われます。「貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」というように、前項で紹介した例文を貴社に変えても意味が通るでしょう。

「貴店」を使うのは、会社組織になっていない個人で経営する店舗に敬意を表す時です。カフェ・書店・美容院・雑貨店などで個人事業主が経営している店なら「貴店」と使うのが望ましいです。

会社組織の店舗や、フランチャイズでチェーン店のうちの特定の店舗に対して敬称を使うなら「貴社」となります。

「貴社」か「貴店」か判断できない場合

相手先の店舗が、会社組織か個人経営か判断できない場合はどのようにすれば良いのでしょうか。

例えば、アルバイトを検討していて履歴書を店舗に提出する時に、コンビニなどのチェーン店なら「貴社」と使えます。

しかし、店の屋号のみで「株式会社」・「有限会社」などが入っていない場合、応募したい店舗がどちらに当たるのか判断しづらい場合があります。迷う場合は「貴社」を使っても問題ないでしょう。


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