「状況」の意味や使い方
「状況(じょうきょう」は、ある人を取り巻く社会的、精神的、自然的などさまざまに変化する物事の、そのときどきの様子のすべての意味する言葉です。単に「様子(ようす)」とも言います。状況が一変する、状況を把握する、というように使います。やや内面的なニュアンスを「情況」と書く場合がありますが、「状況」が一般的なので、混同しても特に問題はありません。
よく使われる四字熟語に「状況判断(じょうきょうはんだん)」、「状況倫理(じょうきょうりんり)」、「情況証拠(じょうきょうしょうこ)」などがあります。
「状況」の類語
「状況」の類語に、様子(ようす)、状態(じょうたい)、情勢(じょうせい)、形勢(けいせい)などがあります。これらの中では「様子」がもっとも日常語として広く使われています。
「状態」は移り変わっていくものの、そのときどきの一定条件下の様子を言い、「状況」にだいぶ近い言葉ですが、「状態が悪化する」「状況が悪化する」というように置き換えられる場合と、「自分の状態」「自分の状況」というように、物理的な感覚で違う場合があります。
「情勢」は「中東の政治情勢」というように社会や政治など大規模なものに関して言い、「形勢」は「形勢が不利になる」など特に勢力関係の有利・不利などの判断を表す場合が多いようです。
「状況」の英語
「状況」の英語はthe state of affairs(有り様)、the situation(置かれた立場)、circumstances(情勢)などがあります。
・生活状況…living conditions
・状況を把握する…grasp the situation.
・情況証拠…circumstantial evidence
・状況判断…an assessment of the situation