「驚嘆」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「驚嘆」の意味は、字から考えると「驚き嘆くこと」と考えられますね。「嘆」という字には、悲しみやため息といったイメージがありますが、「驚嘆」の場合はそうではないようです。こちらでは「驚嘆」の意味や使い方について、類語を交えてご紹介します。

目次

  1. 「驚嘆」の意味とは?
  2. 「驚嘆」の使い方と例文
  3. 「驚嘆」の類語

「驚嘆」の意味とは?

「驚嘆」(きょうたん)の意味は、ある物事に直面したり、人のしていることを見たりした時などに、ひどく驚きながら感心することです。「驚歎」とも表記します。

「驚」の字義の1つは、意外なことに行き当たって非常にびっくりするというものです。「嘆」の字義には、悲しむや、悲しんでため息をつくなどがありますが、それとは逆に、感心して褒め称えるというものもあります。

「驚嘆」の使い方と例文

「驚嘆」は、驚くくらい非常に感心するような意味で使われます。「驚嘆に値する」(驚嘆するだけの値打ちがある)という使用例も見られます。

使うシーンで考えられる例は、作品などや演技、競技、技術などの出来栄えがびっくりするくらい非常に優れている、また、思いもよらぬほど見事で何も言えないくらい驚くさまや、あるエピソードを見聞きし驚き感動して称賛する様子などを表す時に使われます。

「驚嘆」を使った例文

  • フィギュアスケートのメダリストの素晴らしい演技は、驚嘆に値する。
  • ドキュメンタリー番組を見て、ただただ驚嘆するばかりだった。
  • 工場の見学をした人は皆、担当者のもの作りの姿勢に驚嘆していた。
  • 彼女のこれまでの身の上話を聞いて、波乱万丈の人生に驚嘆した。

「驚嘆」の類語

感嘆

感嘆/感歎」(かんたん)は、非常に感心して褒めること、素晴らしい物事、人の様子などを見て感じ入ることなどを言います。

「驚嘆」とよく似た言葉ですが、褒めたり感動したりしても「驚く」というニュアンスは入りません。「感嘆」は、心を動かされたことに焦点を当てているようです。

【例文】

  • 聴衆は素晴らしい演奏にすっかり感嘆しているようで、惜しみない拍手を送った。
  • 彼のこれまでの功績を振り返ると、感嘆するほかない。

目を見張る・瞠目

目を見張る(みはる)」は、大きく目を見開く動作から、心を動かされたことなどを表現する言い回しです。驚きや感動を表す意味では「驚嘆」と似ています。しかし、「目を見張る」動作は、怒りや呆れなどの感情を表現する場合もあるので、前後の文脈に注意が必要でしょう。

一方、「瞠目」(どうもく)も眼を見張るという意味の熟語です。こちらは、驚いたり感心したりしている様子を表し、「驚嘆」と同様の意味で使えます。

【例文】

  • 生徒の完璧な受け答えに目を見張った。
  • こちらは瞠目すべき作品だ。非常に見応えがあった。

舌を巻く

舌を巻く」(したをまく)は、ひどく驚いて感心するということを表す言い回しで、「驚嘆」に似た意味の言葉です。

この語は、中国の歴史書『漢書・揚雄伝』の中に出てきた「舌巻」が由来です。舌が丸められた状態でものを言えない様子を表すことから、目の前の事に驚き感動して声も出ないことに例えています。

【例文】

  • 彼女の流暢な英語には舌を巻いたよ。相当勉強したんだね。
  • 後輩が専門家と丁々発止のやり取りをするのを見て、舌を巻いた。

唸る

「唸る」(うな-る)は、人や動物が長く響くような低い声を出したり、機械などがそのような音を立てたりする時に使われる動詞です。

しかし、出来栄えの素晴らしさに驚いて声もなく唸るしかない様子から、優れた芸能や技術を見てひどく感心するという意味で、「驚嘆」と同じように使われることがあります。この場合は、そのような技に「唸らせる」という形で表現することもしばしばです。

【例文】

  • 観客は、人間国宝の素晴らしい演技に唸らされた。
  • 講談師の滔々(とうとう)とした名調子は、耳慣れた通の人をも唸らせた。

感服

感服」(かんぷく)とは、深く感動して相手に尊敬の念を抱くことです。この場合の「服」は、衣服のように身につける物を表すことから派生し、体や心に受け入れる意味を持っています。

「驚嘆」のように驚く気持ちは含まれません。しかし、目上の方の振る舞いや話などに感動した時に、「感服」という語を使って、相手に敬意を込めて「感心した」という気持ちを伝えることができます。「驚嘆」を使うよりも丁寧で、礼儀にかなった表現ですね。

【例文】

  • 社長の先程のお話に感服いたしました。
  • 先輩からのアドバイスに感服し、自分もそのようになりたいと感じた。


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