「童顔」とは?意味や使い方をご紹介

子どものような顔つきの人を見て「あの人は童顔だね」とか「童顔でかわいいね」と言ったり、聞いたりしたことはありませんか?人には、いろいろな顔つきがありますが、「童顔」とはかわいらしいイメージですね。今回は、「童顔」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「童顔」とは
  2. 「童顔」の使い方
  3. 「童顔」の類語

「童顔」とは

「童顔」とは、顔つきのさまを表す言葉で、「子どものように若々しい顔。子どもの顔」という意味です。つまり、「大人であるのに、子どものような顔で年齢よりも若く見える」ことを表しています。

「童顔」は、「童」と「顔」から構成されている熟語です。それぞれの意味を見ていきましょう。

「童」の意味

「童」は、音読みでは「ドウ」、訓読みでは「わらべ、わらわ」です。「童」は、子どものことで、他の語と結びついて「学童」「童話」「児童」などの熟語を形成しています。また、「わらべ、わらわ」は、子どものことを呼称している地方があります。

「わらわ」が、音変化した言葉で「わっぱ」があります。「わっぱ」は、「子どもをののしったり、男子が自らを卑下する」とか、「暴れ者や小僧」などの意味を持っています。

「顔」の意味

「顔」は音読みでは「ガン」、訓読みでは「かお」で、以下のような意味があります。「童顔」の「顔」は1の意味です。

  1. かおだち。表情。かおつき。(彫りが深い顔。浮かぬ顔)
  2. 列席する予定である人。(常連が顔をそろえた)
  3. 社会に対する面目。(顔をつぶされる)
  4. 地域や社会での知名度。(地域での顔)
  5. 顔つき。または、いろどり。(厚顔。顔料)

「童顔」の使い方

  • 彼は、30歳というのに、まだどこか童顔の面影が残っています。
  • 友だちは、童顔でありながら、立ち振る舞いは老獪(ろうかい)です。
  • 彼は、童顔でとてもかわいらしいですが、実は柔道の有段者です。
  • 彼女は、とてもあどけない表情でまだ童顔が抜けきらなかった。

「童顔」の類語

「幼顔」

「幼顔(おさながお)」とは、「幼い時の顔つき」という意味です。つまり、「幼児の顔つき」のことです。「子どものような顔つき」という点においては共通するところがあって類語に属するものと言えます。しかし、「幼顔」は、子どもといっても幼児の顔であって、その点ではニュアンスが違います。

【例文】

  • 彼女は、幼顔のためかいつも年齢相応に見られたことはありません。
  • 私の子どもは、いくつになっても幼顔のイメージが消えません。

「ベビーフェイス」

「ベビーフェイス」とは、「子どものような顔つき。童顔」のことです。つまり、「赤ちゃんのようにあどけない顔つき」を表しています。

「童顔」を英語で言い換えた言葉で、「童顔」と同じようによく使われています。また、この言葉はプロレスリングの世界では、善玉役という意味も持っています。

【例文】

  • 彼はベビーフェイスでありながら野球界においては強打者です。
  • 彼女はうれしさのあまりベビーフェイスが、こぼれ落ちそうな笑みいっぱいです。

「子供顔」

「子供顔」とは、「子供であった際の顔。または、子供らしい顔つき」という意味です。この言葉は「童顔」と同様の意味であって類語と言えます。「子供」という言葉をそのまま使っていて、表現が直接的でに欠けるかもしれませんね。

【例文】

  • 長男も成長しましたが、子供顔が面影に残っています。
  • 今年もまだ子供顔を残した多くの新入生が当中学校に入学してきます。

「紅顔」

「紅顔」(こうがん)とは、「年齢が若く、血色の良いつやのある顔つき」という意味です。「若い顔つき」という点においては類語に属するものと言えます。「紅顔の美少年」などのフレーズはよく知られているところです。

この言葉は「若くて、つやのある」というように顔つきの具体的な描写を表しています。この点からは若干ニュアンスが違っています。また、昔は、美しい女性の容貌のことも「紅顔」と言っていました。

【例文】

  • 私の祖父はかつて紅顔の美少年で、とてももてたと言われています。
  • いつも元気で紅顔の彼は、周りからはうらやましがられています。


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