「忌憚」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

「忌憚」は打ち消しの言葉と一緒に使われることが一般的です。堅苦しい印象で、漢字からもあまり良いイメージが浮かばないかもしれませんね。一方で、ビジネスシーンでは見聞きすることもある言葉です。今回は、「忌憚」の意味や使い方を類語を含めてご紹介します。

目次

  1. 「忌憚」の意味
  2. 「忌憚」の使い方
  3. 「忌憚のない」・「忌憚なく」の類語

「忌憚」の意味

「忌憚」は(きたん)と読み、意味は下記の2つです。

  1. 人から嫌われて避けられる
  2. 遠慮する

「忌憚」の「忌」には嫌って避ける、疎ましいと思う、恐れるなどの意味があります。「憚」は、差し障りがあると考えて遠慮する、ためらうことを表しています。

「忌憚」の使い方

1.嫌われて避けられる

上記1の意味での「忌憚」は、人から嫌われて普段のお付き合いなどを避けられてしまう状態を表します。

「無視」や「いじめ」とまでいかなくても、何となく打ち解けない接し方をされている、といった場合も表現できるでしょう。ただし、現在では使われることが少ない表現です。

【文例】

  • 友人から奇憚されて、休憩時間に話す人がいない。
  • 引越し先で忌憚され、近所付き合いも難しい。

2.遠慮する

「遠慮する」という意味で「忌憚」を用いる場合は、忌憚に打ち消しの言葉を続け、「忌憚なく」という表現で用います

ビジネス用語としても利用されますが、見聞きする頻度はそう多くないかもしれません。「忌憚なく~ください」などと、相手に遠慮のない言動や行動を求める際に使います。敬語をともなうことで、目上の方や顧客、得意先などに対して用いることもできます。

【文例】

  • お客様の忌憚のないご意見をお待ちしています。
  • 会議では忌憚なく発言しましょう。

「忌憚のない」・「忌憚なく」の類語

「忌憚」は、現在は「忌憚のない」や「忌憚なく」と打ち消し表現を伴って使われることが一般的ですので、これらの類語を紹介します。上記1の意味は使用頻度が少ないため、割愛します。

遠慮なく

遠慮なく」は、「忌憚なく」と同じように「遠慮」という言葉を打ち消した表現です。さまざまな意味をもつ「遠慮」という言葉ですが、この場合は「発言や行動を控えめにする」という意味合いで用います。

「慎み控える態度をとらない」という意味において、「忌憚なく」に類するといえますね。また、「遠慮なく」は広く一般的に使われる言葉ですから、「遠慮なく~ください」などと用いるほうが伝わりやすいでしょう。

【例文】
・ご説明の中で不明な点があれば、遠慮なくおっしゃってください。
・遠慮なさらず、不調があればすぐにお知らせください。

率直

率直」とは、本心を隠さず、ありのままであることという意味です。思ったままで偽りのない気持ちは「遠慮がない」と言いかえることもできますから、「忌憚なく」の類語といえるでしょう。

【例文】

  • 率直な意見をお聞かせください。
  • 彼は立場に関係なく率直に話をしてくれるので、当社になくてはならない存在です。


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