「mvp」とは?意味や使い方をご紹介

「mvp(MVP)」という言葉をご存知でしょうか。野球好きな方であればすぐに思い当たるかもしれません。もし野球に興味がなくても、「月間mvp」といった使い方をどこかで耳にしたことがあるかもしれません。ここでは、「mvp(MVP)」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「mvp」とは?
  2. 「mvp」の使い方
  3. 「mvp」の選出基準・受賞者例
  4. 野球用語以外の「mvp」

「mvp」とは?

「mvp(MVP)」(エム・ブイ・ピー)とは、「最優秀選手」のことであり、主にプロ野球において、ある期間を通じてもっとも活躍した選手に与えられる賞のことです。

「mvp」は「most valuable player」の略で、直訳では「最も/価値ある/選手(プレイヤー)」です。頭文字をつなげた略語ですので、一般的には大文字で「MVP」と表記されることが多いでしょう。

なお、ビジネス用語の「mvp」については、後ほど解説します。

「mvp」の使い方

「mvp(MVP)」は、その名の通り、成績やチームへの貢献度などの観点から「最優秀」とされた選手に贈られる賞ですので、日本野球協会を例にとっても、非常に著名で栄えある賞と認識されています。

選出時期はシーズンごと(2リーグ別)、月間(各部門)、交流戦、プレーオフ、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、オールスターゲーム(各試合)など多岐にわたり、受賞者の予想などでファンの間では毎回のように盛り上がります。

また、野球以外にも、サッカー(FIFA、Jリーグ)、バスケットボール、ボクシングなどにも「mvp」が存在します。選出基準やその評価はそれぞれ異なりますが、いずれも関係各所から「最優秀」と認められた選手に贈られると考えて間違いありません。

スポーツ分野以外の使い方について

これまで説明したように、「mvp(MVP)」は主にプロ野球の用語として知られており、そうでないとしてもスポーツ選手に贈られる、公式の意味合いが強い賞です。

しかし、俗世間ではスポーツ分野に限らず、「ある期間でもっとも活躍した人」「集計期間の中で、もっともすぐれた効果を発揮したもの」について「mvp(MVP)」と使われることもあります。

社内評価のようにある程度公式の意味合いがあり、客観的な評価に基づくものである場合もありますが、単に「個人的なお気に入り」程度のニュアンスに過ぎないこともありますので、念のため混同には注意しましょう。

例文

  • 今年のリーグ戦MVPは、チームの要として活躍したA選手か、歴代最多安打を更新したB選手のどちらかだろう。
  • 〇〇チームに移籍したC選手は、さっそく獅子奮迅の活躍で月間MVPを獲得した。
  • 社会の「マーケティングコンテスト」で、DさんがMVPとして表彰された。
  • Eさんは今回も地方大会で優勝し、大会MVPをもぎ取った。
  • いくつかの作品を友人に見てもらったところ、「今回のMVPは三作目だね。これが一番よかったよ」と連絡があった。(※俗語的)

「mvp」の選出基準・受賞者例

「mvp(MVP)」の選出は、業界や、対象期間などによっても異なりますが、日本プロ野球のシーズンMVPを例にとると、投票資格を持つ記者らの投票によって行われます。

選出基準は、活躍がチームの「優勝」に絡んでいることが重視される傾向がありますが、チームの成績に関わらず、個人で特異な記録(新記録など)を残した者が選出されることもあります。

三度以上のシーズンMVP受賞歴を持つ選手としては、王貞治、野村克也、長嶋茂雄、イチロー、松井秀喜などそうそうたる名前が並び、「mvp」という賞の風格が現れているといえるでしょう。

野球用語以外の「mvp」

ビジネス用語の「mvp」

「mvp」はビジネス用語で「minimum viable product」の略でもあります。直訳では、「最小限の有効な商品」であり、必要最小限の製品を活用してビジネスを展開する考え方のことです。

例えば、IT(情報技術)分野などでは、技術やニーズが日進月歩で進化するため、顧客がどのような製品を求めているか、本当に必要な製品かどうかの調査や企画立案に大きなコストがかかる傾向があります。

そこで、まず最小限の実用に足る製品を作り、顧客からすばやくフィードバックを得つつ迅速に商品基盤を築き、テストと改良を行っていく考えが「mvp」です。ブランドの早期設立にあたっても、「mvp」の手法が有効という分析もあります。

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