「呼びタメ」の意味は?
「呼びタメ」は、「呼び」と「タメ」、二つの言葉からできている混成語です。
「呼び」は、相手の名前を呼ぶときに「さん」付けをしない「呼び捨て」を、「タメ」は、年上や目上の相手でも同級生と同じように話す「タメ口」を意味します。
この二つの言葉からできている「呼びタメ」は、「呼び捨てでタメ口」、つまり年齢や立場が上の人に対しても敬語を使わない気軽さで話しをすることを意味します。
「呼びタメ」はどんな時にどうやって使う?
「呼びタメ」は、TwitterなどのSNSを使う若者の間で広がり、インターネット上でよく使われています。
実際にメッセージのやり取りが始まり、敬語を使うことが堅苦しく感じたり相手との距離を縮めたいと感じた時に、「呼びタメしましょう」という提案として「呼びタメOKです」などと使います。
SNS上のプロフィール欄には「呼びタメOKです」「呼びタメ大歓迎」などと、あらかじめ書かれていることもよくあります。積極的に友達を増やしたいときや気軽に話しかけてほしい時に載せておくと、相手も「呼びタメ」で話しかけてくれるかもしれません。
「呼びタメOK」と言われたら?
「呼びタメ」のタイミング
「呼びタメ」するタイミングは人それぞれです。Twitterなどで最初から「呼びタメOK」な人や、何度か会話をしてから徐々に「呼びタメ」にしていく人などタイミングが違います。
インターネット上では、最初から「呼びタメOK」な人はたくさんいます。しかし、最初は抵抗があるから仲良くなったら「呼びタメ」にしたい人もいます。自分が後者の場合、相手に最初の挨拶で「呼びタメOKです」と言われたら角を立てない返事の方法に困ってしまうかもしれません。
せっかく趣味などが同じ人と繋がることができるので、相手の「呼びタメOK」を否定せずに、自分は慣れたら「呼びタメ」することを伝えたり、最初は敬語と「呼びタメ」を混ぜながら会話を続けてみたりしてみましょう。会話をしていくうちに自然と「呼びタメ」になるのではないでしょうか。
立場が逆のパターンもあるので、相手がどんな返事をしても受け入れることも大切です。
「呼びタメ」NGの場合
相手の年齢や知り合ってからの期間など関係なく「呼びタメ」に抵抗がある、敬語で話したいと考える人もいるのではないでしょうか。
そんな時は、最初に繋がったときの挨拶で、普段から敬語を使っていることを伝えましょう。相手からの「呼びタメ」を許せるなら、そのことを先に伝えるのもいいかもしれません。SNSのプロフィール欄に「呼びタメ」できないことを載せておくのも一つの方法です。
「呼びタメ」を使うか使わないかは自分次第なので、お互いに強制しても仲良くはなれません。気持ちよく会話をするためにも、話しやすい方法でコミュニケーションをとればいいのではないでしょうか。
実際に会う時も「呼びタメ」でOK?
実際に初対面で会った時、最初から「呼びタメ」を使うか、インターネット上と対面するのでは状況が違うから敬語の方がいいのか悩みむ人もいるのではないでしょうか。特に、自分が年下の場合はどちらがいいのか気にしてしまうかもしれません。
相手よってどう思うかは様々ですが、最初の挨拶は敬語の方が無難かもしれません。相手がそれを不自然に思うなら、「呼びタメ」を勧めてきてくれるでしょう。
また、率直に「呼びタメ」で良いか聞いてみてもいいのではないでしょうか。相手がインターネット上と同じように「呼びタメ」で話していればそれに合わせてもいいかもしれません。せっかく仲良くなった相手なので、硬くなりすぎずに会話を楽しみましょう。