「ワロス」とは
「ワロス」はインターネット掲示板2ちゃんねるで誕生したネットスラングです。基本的には「笑った」という意味で、面白くて思わず笑ってしまったとき以外にも、失笑・嘲笑のような呆れ、嘲りを表現するときにも使われます。
「ワロス」への変遷
「笑った」という意味の「ワロス」ですが、最初から「ワロス」という言葉が使われていたわけではなく、「笑った」からいくつかの段階を経て誕生したと言われています。
説① 言いやすいように変化した
①笑った
↓
②ワラタ
↓
③ワロタ
↓
④ワロス
まず「笑った」から促音「っ」が落ち、次に「ワラタ」が「ワロタ」へ変化しました。そして「ワロタ」から「ワロス」への変化の理由ですが、「タ」と「ス」の形が似ていたため、誰かが勘違いして使い始めたという説がひとつあります。(一段階前の「ワラタ」→「ワロタ」の変化も同じように「ら」「ろ」の形が似ていたためと言われています。)
説② 言葉の語尾「~ス」が流行った
そしてもうひとつ、変化の理由として有力なのは、ある時期に2ちゃんねるで言葉の語尾を「~ス」とすることが流行り、「ワロタ」→「ワロス」となった説です。同じ頃にはタレントのしょこたんも「かわいい」を意味する「カワユス」をテレビで使っており、他にも「かっこいい」→「カッコヨス」「やばい」→「ヤバス」などの表現が誕生しました。
また、「ワロス」の程度は語尾に「www」を並べたり、語頭に「ギガ」「テラ」などとつけることで表現されます。
「ワロス」と「ワロタ」の使い分け
「ワロス」と「ワロタ」の使い分けに明確なルールは無く、両方とも思わず笑ってしまうようなシチュエーションで使われます。ただ、「ワロス」は「今まさに起こっている出来事」、「ワロタ」は「過ぎた出来事」について使われる傾向にあるようです。
はいはいワロスワロス
また、「ワロス」独特のフレーズに「はいはいワロスワロス」というものがあります。これは、例えば自分が興味のない話題を延々と話す相手に「はいはい、そーですね」と気のない返事をしているようなイメージです。相手のコメントに呆れていたり、バカにしているときにも使います。
絵文字(AA:アスキーアート)では次のように表現されていました。
〃∩ ∧_∧
⊂⌒( ・ω・)
\_っ⌒/⌒c
「ワロタ」については次の記事にも詳しいのでご覧ください。
「ワロス」の用例
基本的にワロスは半角で使われることが多かったですが、ツイッターなどをみれば今はその限りでなく、個人個人がその時打ちやすい方を使っているようです。
- そんなことも知らねーのかwwwワロス
- 東京のアパート狭すぎワロス
- 今の回答面白すぎテラワロス