「間際」とは?意味や使い方をご紹介

「間際」というと時間よりもほんの少し前のことと考えますか。それよりも、ある場所よりも手前のことだと思いますか。両方の意味合いに使えるのですが、どのくらい前が「間際」なのか迷いますね。「間際」の意味や使い方について、例文や類語を交えて紹介します。

目次

  1. 「間際」の意味とは?
  2. 「間際」の使い方
  3. 「間際」の類語
  4. 「間際」の反対の意味に近い言葉

「間際」の意味とは?

「間際」(まぎわ)は、時間や場所を指す言葉と一緒に使われ、ちょうど物事が行われるその前境に接するすれすれの所を表します。全く同じ意味で、漢字で「真際」とも表記します。

「間際」の使い方

「間際」を使う場合は、何かをしようとする直前を指すことが多いです。行動が起こる(行動を起こす)時のギリギリの時間を表現します。

  • 出発間際」(出発する直前)
  • 閉店間際」(閉店時間にちょうどさしかかるすぐ前)

場所を表す場合は、物同士が接している直前の場所を指します。
  • 崖(がけ)の間際」(崖に接するギリギリの所)
  • 山頂間際」(山の頂上に近い部分)

「間際」の例文

【直前の時間 例文】

  • 閉店間際に滑り込んで、ケーキを買った。
  • 新幹線が出発する間際に飛び乗った。
  • 締め切り間際までお待ちしております。

【接する場所 例文】
  • 海岸の間際にぽつんと家が建っている。
  • 県境の間際に検問所が設置されている。
  • 海岸と崖の間際まで犯人が追い詰められる。

「間際」の類語

直前

「直前」(ちょくぜん)は、ある場所の目の前のこと、物事が起こるすぐ前のことを言います。場所や時間のほんの少し前を指す点で「間際」と同じように使えるでしょう。

【例文】

  • 防波堤の直前に荒々しい波が迫っているように思える。
  • 敵からの砲弾を直前で避けた。

寸前

「寸前」(すんぜん)とは、ある時間及びある場所すぐ近くに迫っていることを表します。あることが起こるよりもちょっと前の時間、その場所よりもほんの少し手前といったニュアンスです。「間際」や「直前」に近い意味の熟語です。

【例文】

  • ゴール寸前で後ろの選手に抜かれてしまった。
  • 到着寸前に車両のトラブルで降車に時間がかかった。

「間際」の反対の意味に近い言葉

直後

「直後」(ちょくご)は、ある物事が起こった(行われた)すぐ後の時間、もしくは、ある物のすぐ後ろにあることです。「間際」は、その物事よりも時間や場所がすぐ前のことを指すので、反対の意味に近い言葉と言えます。

【例文】

  • 電車が出た直後に、目的の駅で降りそびれたことに気づいた。
  • 2つ目の信号を過ぎた直後に分かれ道があるので、右に曲がってください。


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