「間際」の意味とは?
「間際」(まぎわ)は、時間や場所を指す言葉と一緒に使われ、ちょうど物事が行われるその前、境に接するすれすれの所を表します。全く同じ意味で、漢字で「真際」とも表記します。
「間際」の使い方
「間際」を使う場合は、何かをしようとする直前を指すことが多いです。行動が起こる(行動を起こす)時のギリギリの時間を表現します。
- 「出発間際」(出発する直前)
- 「閉店間際」(閉店時間にちょうどさしかかるすぐ前)
場所を表す場合は、物同士が接している直前の場所を指します。
- 「崖(がけ)の間際」(崖に接するギリギリの所)
- 「山頂間際」(山の頂上に近い部分)
「間際」の例文
【直前の時間 例文】
- 閉店間際に滑り込んで、ケーキを買った。
- 新幹線が出発する間際に飛び乗った。
- 締め切り間際までお待ちしております。
【接する場所 例文】
- 海岸の間際にぽつんと家が建っている。
- 県境の間際に検問所が設置されている。
- 海岸と崖の間際まで犯人が追い詰められる。
「間際」の類語
直前
「直前」(ちょくぜん)は、ある場所の目の前のこと、物事が起こるすぐ前のことを言います。場所や時間のほんの少し前を指す点で「間際」と同じように使えるでしょう。
【例文】
- 防波堤の直前に荒々しい波が迫っているように思える。
- 敵からの砲弾を直前で避けた。
寸前
「寸前」(すんぜん)とは、ある時間及びある場所がすぐ近くに迫っていることを表します。あることが起こるよりもちょっと前の時間、その場所よりもほんの少し手前といったニュアンスです。「間際」や「直前」に近い意味の熟語です。
【例文】
- ゴール寸前で後ろの選手に抜かれてしまった。
- 到着寸前に車両のトラブルで降車に時間がかかった。
「間際」の反対の意味に近い言葉
直後
「直後」(ちょくご)は、ある物事が起こった(行われた)すぐ後の時間、もしくは、ある物のすぐ後ろにあることです。「間際」は、その物事よりも時間や場所がすぐ前のことを指すので、反対の意味に近い言葉と言えます。
【例文】
- 電車が出た直後に、目的の駅で降りそびれたことに気づいた。
- 2つ目の信号を過ぎた直後に分かれ道があるので、右に曲がってください。