「横浜にもこんな選手がいるんだ」とは?意味や元ネタをご紹介

SNSなどで「横浜にもこんな選手がいるんだ」というフレーズを目にしたことはありますか?この横浜とは、プロ野球チームの横浜ベイスターズですが、果たして、どの選手をさしているでしょうか?今回は、「横浜にもこんな選手がいるんだ」の意味や元ネタについて解説します。

目次

  1. 「横浜にもこんな選手がいるんだ」とは
  2. 「横浜にもこんな選手がいるんだ」の元ネタ
  3. 「ポジハメくん」とは

「横浜にもこんな選手がいるんだ」とは

とても好きなアイドルや、応援しているスポーツ選手がいたら、「こんなに素敵な人がいるんだよ」と周りの人に知ってもらいたいというファン心理は、多くの人に理解されるところでしょう。

「横浜にもこんな選手がいるんだ」という言葉は、後でご紹介する、日本のプロ野球チームの横浜DeNAベイスターズ(以降、「横浜」)のワン・イーゼン選手のファンとみられる人の書き込みに由来します。

ですから、「横浜DeNAベイスターズのワン・イーゼン選手のことをみんなにも知ってもらいたい」という好意的な気持ちがこもったコメントなのです。

「横浜にもこんな選手がいるんだ」の元ネタ

きっかけは『Yahoo!知恵袋』

「横浜にもこんな選手がいるんだ」の由来は、「Yahoo!知恵袋」への次のような書き込みです。

「WBC台湾代表のワンイーゼンは今日でますかね?横浜ファンの僕にとってはワンイーゼンが唯一の横浜からのWBC代表なので横浜にもこんな選手がいるんだ!と全国に発信して欲しいんです(*^○^*)」


しかしながら、この投稿のすぐ後にWBCのキューバ戦に、7点差をつけられて迎えた6回裏、1アウト満塁の状況から登板したワン選手は3連続ヒットを浴びて降板してしまいます。

広めたのは『なんJ』

その後、この質問が「2ch」(現・5ch)の「なんJ」(さまざまな実況を行う板「なんでも実況J(ジュピター)」の略)で取り上げられました。

こうして「横浜にもこんな選手がいるんだ」は、投稿者の期待に満ちたコメントと残念な結果とのギャップから注目を集めます。さらに、この質問に対する「出来れば無関係を装いたい炎上ぶりですね」という突き放した回答と併せて、「なんJ」を中心に流行したのです。

「ワンイーゼン」選手とは

ワン・イーゼン(王溢正)選手は、1985年生まれ、台湾出身の野球選手で、ポジションはピッチャーです。横浜には2009~2013年に在籍しました。

横浜での成績は振るわなかったものの、2013年のWBC(ワールドベースボールクラシック)には台湾代表として選出され、横浜からは唯一のWBC出場者として注目を集めたのです。

2020年現在、ワン選手は、中華職業棒球大聯盟(CPBL)の楽天モンキーズに活躍の場を移しています。

「WBC」とは

「WBC」とは「ワールドベースボールクラシック」のことで、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が公認している野球の世界一を決める大会を指します。

各国のアマチュア・プロ野球選手が集う大会で、日本代表は2006年と2009年の2回の優勝経験があります。2009年の大会では、日本代表の「サムライジャパン」の愛称も発表され、全国的な盛り上がりを見せました。

「ポジハメくん」とは

件の書き込みで有名になったのは「横浜にもこんな選手がいるんだ」という言葉だけではありません。この言葉の後に書かれていた顔文字は、この投稿者本人や純粋でポジティブな横浜ファンを表すものとして、「ポジハメくん」と呼ばれるようになりました。

「ポジハメ」とは、「ポジティブなハメカス」の略です。「ハメカス」は横浜ファンの蔑称なので、「ポジハメくん」という言葉を使う場所、相手は選んだ方が良いでしょう。なお、蔑称を含まない「ポッジ」「ポジちゃん」「ポジくん」という呼び方もあるようです。

「ポジハメくん」は、由来となったコメントにちなんでいるのか、「~なんだ!」や「~いるんだ!」という語尾が口癖となっています。

チームの成績に関わらず、いつもポジティブなことで知られる横浜ファンですが、ときにはネガティブになることもあります。そんなときには「ネガハメくん」が登場してしまうのです。

ポジハメくん:(*^○^*)
ネガハメくん:(ヽ*´◯`*)


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