「苦労」とは?意味・使い方・類語をご紹介

「苦労人」とか「取り越し苦労」とか日々の生活のあちこちに「苦労」が満ちています。類語の「苦心」や「苦痛」という形で隠れているかもしれません。今回は皆さんお馴染みの「苦労」について意味や使い方、類語などを紹介していきます。

目次

  1. 「苦労」とは?
  2. 「苦労」の使い方
  3. 「苦労」の類語
  4. 「苦労」に関わることわざ

「苦労」とは?

普段からよく使う「苦労」は4種類に分けられます。

  1. つらいこと。体が疲れることや心に負担が大きいストレスフルなこと。
  2. 手間なこと。つらいわけではないけれど、面倒で厄介で努力が必要。
  3. 心配や不安。「苦労人」や「取り越し苦労」の「苦労」がこれ。
  4. ねぎらいや感謝。「ご苦労様」が代表例。

「苦労」の使い方

  1. 苦労ばかりのブラック企業から転職して思うのは、なぜあんなに長い間勤めていたんだろうってことだ。
  2. 「誕生日だからケーキ焼いたよ。」「えっ、すごい細かいデコレーションだね。手が込んでる。作るの苦労したでしょ?」
  3. 「部下の精神状態や顧客との相性を考えるとシフト作成も一苦労だよ。」「顧客はともかく、部下のことくらい手を抜いたら?そんなに考えるなんて君は本当に苦労人だなあ。」
  4. 予定があるので定時で帰ろうとしたら、もう仕事が終わったのか?ご苦労なことだ、と嫌みを言われてしまった。

「苦労」の類語

苦痛

「苦痛」は苦しい、つらいと思う気持ちです。ただの痛みではなく、痛くてつらいという心の動きを指します。蹴られたり殴られたりすると痛みは感じるでしょう。けれど、その時抱く感情は色々ですよね。

例えば、父親に殴られた時に「苦痛」を感じる人もいるでしょう。でも、人によっては悲しみや絶望の方が大きいこともありますよね。彼女にポカポカ殴られても快楽を感じるかもしれません。このように「苦痛」はあくまでも感情という点で「苦労」とは区別されます。

苦節

「苦節10年、ついに日の目を見た…」といった使い方がされる「苦節」。これは逆境や苦しみに耐えて、自分の信念を貫くという意味です。上記の例でいえば、10年間続いた苦労に耐えて、ついに報われたというわけですね。色々な使い方ができる「苦労」とは違い、「苦節」は「苦節何年」という形くらいしか使いません。

苦心

「苦心」は何かを成すために努力することです。ああでもない、こうでもないと考えてやりくりする様子を表します。四字熟語「苦心惨憺(くしんさんたん)」が有名ですね。

清算的な努力に使われることが多く、「製品開発に苦心する」などと使われます。一方で、「生活に苦心する」のように努力してやりくりするという意味合いでも使われます。

艱難

「艱難(かんなん)」とはとても大きな苦しみです。「苦労」を強めて文章語にした言葉です。「艱難辛苦(かんなんしんく)」や「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」など四字熟語やことわざによく使われます。

「苦労」に関わることわざ

若い時の苦労は買ってでもしろ

「若い時の苦労は買ってでもしろ」とは若い時の苦労は将来役立つ経験となるから自分から進み出てでもしておきなさいという意味です。「艱難汝を玉にす」と同じような意味ですね。

英語では「Heavy work in youth is quiet in old age.」で若い時の重労働は老後の落ち着きとなります。

楽あれば苦あり

「楽あれば苦あり」は読んでわかるように、楽しいこともあれば苦しいこともある、どちらかだけということはないという意味です。順番を入れ替えて「苦あれば楽あり」とすることもあります。

辛酸をなめる

「辛酸(しんさん)」はつらいこと、苦しいことを表します。文章語で、日常会話で聞くことは滅多にありません。小説では時々登場します。その場合目にするのはおそらく「辛酸をなめる」という形でしょう。つらい目に合うという意味です。ほぼ慣用句と化しているので、あまり他の使い方はされません。


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