「セットアッパー」とは?意味や使い方をご紹介

野球を観ているときに「セットアッパー」という言葉を耳にしたことはありませんか。野球にそれほど詳しくない方では難しい言葉かもしれません。「セットアッパー」にはどのような意味と使い方があるのでしょうか。ここでは「セットアッパー」の解説を行っていきます。

目次

  1. 「セットアッパー」とは?
  2. 投手の種類
  3. 「セットアッパー」の使い方
  4. 有名な「セットアッパー」

「セットアッパー」とは?

テレビで野球観戦をしているときや野球のニュースを見ているとき、「セットアッパー」という言葉を耳にすることがあるかと思います。セットアッパーは和製英語で、英語では「セットアップマン(setup man)」と呼びます。野球にそれほど詳しくない方には耳慣れない言葉かもしれません。

セットアッパーとは先発投手と抑え投手の間で登板する中継ぎの投手です。登板するのはリードしているときか同点のときで、主に8回を担当することが多いです。つまり、中継ぎ投手の中で8回に投げる投手がセットアッパーと呼ばれます。

セットアッパーはリードや同点を守りつつ抑え投手につなぐ必要があります。したがって、抑え投手と同等の責任ある役割です。

投手の種類

「セットアッパー」を解説する上で重要になる投手の種類について解説をしていきます。

先発投手

先発投手とは試合開始時から投げる投手のことです。一般的に先発投手は長いイニングを投げます。先発投手が勝利投手となるには、5イニング以上を投げる必要があります。先発投手の評価指標には勝利数や奪三振数など様々なものがあります。

中継ぎ投手

中継ぎ投手とは先発投手降板後に登板する投手のことです。「リリーフ」や「救援投手」などと呼ばれることもあります。

中継ぎ投手の評価指標には「ホールド」というものが用いられます。先発投手、勝利投手、敗戦投手、抑え投手には該当しない状態で、リードを守り切るなどの条件を満たしたときにホールドポイントを獲得することができます。

抑え投手

抑え投手とはリードしているときの最終回に投げる投手のことです。「クローザー」と呼ばれることもあります。

抑え投手の評価指標には「セーブ」というものが用いられます。リードした状態で登板し、同点や逆転などを許さずに試合を締めくくることでセーブを獲得することができます。

抑え投手はリードをそのままに、チームの勝利を守らなければならないのでとても責任の重い役割です。

「セットアッパー」の使い方

  • リードで迎えた8回、セットアッパーの投手が登板した。
  • 頼れるセットアッパーが出てきたから、この試合はもう安心だ。

有名な「セットアッパー」

歴代のセットアッパーの中でも、素晴らしい成績を残した投手を紹介します。

宮西尚生投手

北海道日本ハムファイターズに所属する中継ぎ投手です。2018年シーズン終了時点で、通算294ホールドを達成しており、歴代1位です。

2018年シーズン終了時点で、629試合に登板しています。11シーズン連続で50試合以上登板したこともあり、日本ハムの中継ぎのエースとして活躍しています。

山口鉄也投手

読売ジャイアンツに所属していた中継ぎ投手です。2018年シーズン終了時点で、通算273ホールドを達成しており、歴代2位です。

2008年から2016年まで連続で60試合以上に登板しており、巨人のセットアッパーとして目覚ましい活躍をしました。

ジェフ・ウィリアムス投手

2002年から2009年まで阪神タイガースで活躍していた中継ぎ投手です。現役時代141ホールドを記録し、2018年シーズン終了時点で、歴代7位です。

ジェフ・ウィリアムス投手は、2005年よりJFKとして有名でした。JFKとは阪神における、J(ジェフ・ウィリアムス)、F(藤川球児)、K(久保田智之)の3人の中継ぎ投手です。

当時、阪神はJFKの3人で終盤のイニングを逃げ切るという勝ちパターンを作っていました。


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