「都度」の意味とは?
「都度」(つど)の意味は、物事が行われる時はいつでもということです。「都」の字義は、栄えている場所を指すイメージが強いですが、「都度」の場合は「すべて」、「度」は「回数」などのことです。字義から考えると、「すべての回数」を表すことになりますね。
「都度」の使い方
「都度」は、ある行動をする時には毎回同じことをするという場合に使います。日常的にも仕事上でも使えます。会話、文書や手紙などで用いても差し支えありません。
使い方としては「都度払い(1回毎の請求の度に支払う)」「都度課金(通信サービスなどを利用するたびに支払いが発生する)」などがあります。
意味は「都度」と変わりませんが、「~する度に」と強調するようなニュアンスで「その都度」、(動詞の後にくる)「~する都度」、(名詞の後にくる)「~の都度」という使い方もしばしば見られます。
「都度」を使った例文
- 実家に立ち寄る都度、お墓参りをする。
- 都度払いは面倒なので、会社の備品は末締めの翌月末払いで決済する。
- その都度コピー用紙を注文しないで、ある程度必要な量をまとめてね。
- 渋滞すると困るから、サービスエリアで休憩の都度お手洗いにいった方がいいよ。
「都度」の類語
折に触れて
「折に触れて」(おりにふれて)は、その機会があるごとにという意味です。この場合の「折」は一定に区切ったある時点、すなわち機会のこと。季節や時期を指すこともあります。「触れる」はある時期や時点で、出会ったことや体験したことを表します。
「その都度」に似ていますが、「折に触れて」はやや堅い表現です。話し言葉よりも書き言葉で見られることが多い言い回しです。
【例文】
- 折に触れて、彼には生活態度を改めるように厳しく注意している。
- 彼女には、折に触れてからかわれるので会うのが辛い。