「都度」とは?意味や使い方をご紹介

日常的に、「都度」という言葉を使ったり見聞きしたりする機会は多いのではないでしょうか。ただし、「意味は?」と聞かれた場合に、正確に答えるのは難しいと感じる方もいるでしょう。この記事では、「都度」の意味や使い方を、例文や類語を交えてご紹介します。

目次

  1. 「都度」の意味とは?
  2. 「都度」の使い方
  3. 「都度」の類語

「都度」の意味とは?

「都度」(つど)の意味は、物事が行われる時はいつでもということです。「都」の字義は、栄えている場所を指すイメージが強いですが、「都度」の場合は「すべて」、「度」は「回数」などのことです。字義から考えると、「すべての回数」を表すことになりますね。

「都度」の使い方

「都度」は、ある行動をする時には毎回同じことをするという場合に使います。日常的にも仕事上でも使えます。会話、文書や手紙などで用いても差し支えありません。

使い方としては「都度払い(1回毎の請求の度に支払う)」「都度課金(通信サービスなどを利用するたびに支払いが発生する)」などがあります。

意味は「都度」と変わりませんが、「~する度に」と強調するようなニュアンスで「その都度」、(動詞の後にくる)「~する都度」、(名詞の後にくる)「~の都度」という使い方もしばしば見られます。

「都度」を使った例文

  • 実家に立ち寄る都度、お墓参りをする。
  • 都度払いは面倒なので、会社の備品は末締めの翌月末払いで決済する。
  • その都度コピー用紙を注文しないで、ある程度必要な量をまとめてね。
  • 渋滞すると困るから、サービスエリアで休憩の都度お手洗いにいった方がいいよ。

「都度」の類語

折に触れて

折に触れて」(おりにふれて)は、その機会があるごとにという意味です。この場合の「折」は一定に区切ったある時点、すなわち機会のこと。季節や時期を指すこともあります。「触れる」はある時期や時点で、出会ったことや体験したことを表します。

「その都度」に似ていますが、「折に触れて」はやや堅い表現です。話し言葉よりも書き言葉で見られることが多い言い回しです。

【例文】

  • 折に触れて、彼には生活態度を改めるように厳しく注意している。
  • 彼女には、折に触れてからかわれるので会うのが辛い。


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