「豪華」とは?意味や使い方を類語を含めてご紹介

「豪華」という言葉が示す事柄は、バブル景気と言われた時代には数えきれないほどあったことでしょう。ぜいたくで日常とはかけ離れたものが「豪華」です。類語で紹介する「豪」の字義も気になりますね。今回は「豪華」の意味や使い方を類語も含めてご紹介します。

目次

  1. 「豪華」とは?
  2. 「豪華」の使い方
  3. 「豪華」の類語

「豪華」とは?

「豪華」は、(ごうか)と読みます。「豪華」は、ぜいたくで、はなやかで、はでなこと、そのようなさまを意味する言葉です。この言葉は、実生活で縁があるなしに関わらず頻繁(ひんぱん)に見聞きしますね。

とはいえ、上記の写真の大粒ダイヤモンドのようなきわめて高級なものだけを「豪華」と呼ぶわけではありません。デパ地下で買ったデリカテッセンのお惣菜(そうざい)などを、「今日は豪華なおかずだね!」などと言ったりもします。

日常とは大きく離れたぜいたくも、日常の中のぜいたくも、どちらも「豪華」と呼びうるのに加え、「豪華」の基準も人によって異なります。お金持ちにとって高級レストランでの食事は日常かもしれませんが、庶民には豪華ですね。

「豪」「華」の字義

「豪」は、音読みが(ごう。こう)、訓読みが(つよ-い。えら-い)。意味は、①つよい。たけだけしい。勢いがある。②なみはずれる。③力。才能のすぐれた人物。④オーストラリアの略(豪州)などです。

意外にも、ぜいたく華やかという意味ではないことに驚かされます。「豪華」に使われる「豪」は、②のなみはずれるという意味が該当します。つまり、「豪華」の「華」の度合いが並外れているということを示しているのです。

「華」は、音読みが(か。け。げ)、訓読みが(はな。しろ-い)。代表的な意味は、①はな。草木の花。②はなやか。美しい。栄える。「豪華」の「華」は、②の意味が該当します。ここから「豪華」とは、並外れて華やかという意味だとわかります。

「豪華」の使い方

「豪華」の定型的な言い回しには「絢爛豪華」(けんらんごうか)または「豪華絢爛」という使い方があります。「絢爛」は、華やかできらびやかで美しいさまのことですから、「絢爛豪華」は、目も覚めるようにきらびやかなぜいたくさを指します。

このように「豪華」は、「華」がつくことからも華やぎを表すのに適しています。たとえば、最上級のダンプカーには豪華というより高性能の、高額のなどが似つかわしいですが、最上級のロールスロイスには「豪華な」が自然な形容です。

実際の使い方は、豪華な~、豪華だ、豪華になどが一般的ですが、なぜか乗り物や食事には「豪華~」という使い方が目立ちます。豪華客船、豪華列車、豪華バス、豪華ランチ、豪華ディナーなどが代表例です。

「豪華」の文例

  • 友人の結婚式に出席したが、あまりに絢爛豪華なセレモニーで驚くばかりだった。
  • なにも趣味がないのだから、せめて豪華な時計を買おうかと思う。
  • あの老舗旅館は総ヒノキづくりで、それは豪華だ。
  • 金婚式を迎えた記念に、夫婦で豪華客船の旅に出ることにした。
  • 今日の夕食は、デパ地下名店で買ってきた豪華版よ。

「豪華」の類語

「豪奢」の意味と使い方

豪奢は、(ごうしゃ)と読みます。きわめてぜいたくで、並外れてはでなこと、またそのさまを意味します。「豪華」は、華やかのニュアンスが強いのに比べ、「豪奢」は、ぜいたくさに重点があります。

日常会話ではほとんど使われない文章語ですが、意味も「豪華」に比べると、浮世離れしたぜいたくっぷりを表す場合が多くなります。

【文例】先祖代々資産家の鈴木さんは、豪奢な生活をきわめ、まるで貴族のような人生を送っている。

「豪勢」の意味と使い方

「豪勢」は、(ごうせい)と読みます。並外れてぜいたくなこと、景気がよく派手なさまを意味します。華やかさ、きらびやかさというよりも、勢いのある景気の良さというニュアンスが強い言葉です。

【文例】今年の正月は、豪勢にハワイで遊んで散財するか。


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ