「もんげー」とは?意味や使い方をご紹介

近頃よく聞く「もんげー」の意味、みなさんご存知ですか?「もんげー」は岡山県の方言ですが、実はかなりのマイナー語なのです。本記事では気になる「もんげー」の意味や使い方、類語や細かなニュアンスの違いなどを詳しく解説いたします。

目次

  1. 「もんげー」の意味
  2. 「もんげー」の使い方
  3. 「もんげー」の類語
  4. 岡山県の方言の種類
  5. 「すごい」を意味する方言

「もんげー」の意味

近頃「もんげー」という言葉をよく耳にします。岡山県のアピールフレーズ「もんげー!岡山」や皮まで食べられると話題の「もんげーバナナ」、人気アニメのキャラクターの口癖も「もんげー」です。

「もんげー」は岡山県の方言で「すごい」を意味します。ニュアンスとしては、「とても」というよりも「どえらい・ものすごい」といった感じです。また「もんげー」と表記されることが多いのですが、口に出すときの感覚としては「もんげぇ」の方が正確です。

「もんげー」の使い方

実は「もんげー」という言葉は、若い世代はほとんど口にしません。使うとしたら、年配の男性がほとんどでしょう。言葉に綺麗・汚いという概念があるとしたら、「もんげー」は後者に属すであろう表現だからです。少なくとも女性が口にするのは躊躇われるのではないでしょうか。

使い方としては、具体的に何かを挙げてすごいというのではなく、「もんげぇのう」「もんげぇなぁ」と感嘆の語とするのが主流です。ちなみに語尾の「のう」と「なぁ」はどちらも「○○だね」という意味になりますが、「のう」は男性的、「なぁ」はそれよりも柔らかい印象になるため、女性はほぼ後者の「なぁ」を使用します。

「もんげー」の類語

岡山の方言には、「もんげー」以外にも程度が並外れていることを指す言葉がいくつかありますが、その代表格が「でぇれぇ」です。「でぇれぇ」は「もんげー」同様、感嘆を示す語句としても使えますが、「とても」という意味でも使用されます。「無断外泊したら親にでぇれぇ怒られた」といった使い方ですね。

また「ぼっけえ」も日常的に使用される言葉で、同じく「とても」という意味があります。岡山県出身の作家・岩井志麻子が、日本ホラー小説大賞を受賞した作品『ぼっけえ、きょうてえ』でご存知の方もいらっしゃるかもしれません。「きょうてえ」は「恐ろしい」の意なので、「ぼっけえ、きょうてえ」は「すごく怖い」と標準語訳できます。

それ以外には「ぼっこう」や、一部地域では広島県の方言「ぶち」を使用することがあります。「ぶち」は「思いっきり殴りつける」の意である「ぶち食らわす」が慣用句となっているため、「とてもという意味でぶちは使わないけど、ぶち食らわすは使う」という岡山人は一定数存在するでしょう。

岡山県の方言の種類

ここまで「岡山県の方言」とひとくくりにしてきましたが、県内でも地域によって大きく「岡山弁(備前)」「備中(びっちゅう)弁」「美作(みまさか)弁」の3つに分けられます。また広島県東部の方言である「備後弁」の中でも、岡山県にほど近い広島県福山市で使われる方言「福山弁」は、かなり備中弁と似ています。

それぞれの違いですが、例えば「早くしなさい」と言うとき、岡山弁では「はようせられぇ」備中弁は「はようしねぇ」、美作弁だと「はようしんちゃい」となります。岡山弁と美作弁はともかく、備中弁の「はようしねぇ」は他県の人に「早く死ね」と誤解されそうですよね。

ちなみに福山弁だと「はよしんしゃぁ」の他に、「はようしにゃあ」と言ったりもするので、やはり「はようしねぇ」の備中弁と類似しています。

「すごい」を意味する方言

最後に、岡山県以外の都道府県の「すごい」を意味する方言をいくつかご紹介したいと思います。

まず大阪弁の「めっちゃ」は、もはや方言とは呼べないほど全国に浸透していますね。また奈良県の「ごっつう」、三重県の「むっちゃ」もよく聞かれる方言です。京都府の「えろう」も、テレビなどでしばしば耳にします。

北海道の「なまら」もそれなりに有名かと思いますが、「なまら」は元々新潟県沿岸部の方言だとも言われています。その新潟県では、「すごい」を「こって」と言ったりします。中部地方だと、愛知県の「でら」も有名ですね。

福岡県の方言は、そうと知らずに使っている方もいらっしゃるかもしれません。ラーメンの麺の硬さを表現する「バリカタ」の「ばり」が、「すごい」という意味にあたるのです。


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