「同僚」とは
「同僚」とは、「職場や仕事をする場所が同じである人」または、「会社などの組織において地位や役目が自分と同じ人」という意味です。
二つの意味がありますが、一般的に後者の意味で使うケースが多いようです。社内では、同じ職場にいるという理由で上司を「同僚」と呼ぶには抵抗があるのかもしれません。
「同」と「僚」
「同」という漢字には複数の意味がありますが、ここでは「おなじ」ことを表しています。他方、「僚」には「役人」という意味もありますが、ここでは「同じ仕事や役目をもっている仲間」を指しています。
このことから、「同僚」とは「ともに同じ仕事や役目をもっている仲間」であることがわかりますね。
「同僚」の使い方
- 今日は同僚数人とレストランで会食をする予定だ。
- 職場の同僚が紹介してくれた女性とお付き合いすることになった。
- 私は切磋琢磨できる同僚に恵まれて幸せだ。
「同僚」の類語
「僚友」
「僚友」(りょうゆう)とは、「同じ職場の友だち。仕事仲間」という意味です。「同僚」と似ていますが、「同僚」よりもより親近感のある「職場の友」を表しています。
[例文]
- 仕事を引退してからも、かつての僚友に会えることが楽しみだ。
- 長い年月が経過して僚友の大半が亡くなった。
「輩」
「輩」を(ともがら・やから)は、「同じようなところに類する人々。仲間」を表します。(ともがら)と読む場合はおもにポジティブな意味で使いますが、(やから)と読む場合は、とくに良くない人たちを表します。前者は、仲間という点において「同僚」の類語です。
[例文]
- 彼は同じ学問をこころざし同じ目標をもった輩(ともがら)です。
- コンビニの前に素行の悪い輩(やから)がたむろしている。
また、「輩」を用いた熟語で「同僚」に類する言葉には、次のような言葉があります。
- 「同輩」(どうはい):地位や身分、年齢が同じくらいの人。
- 「朋輩」(ほうばい):同じ主人に仕えたり、同じ師についている仲間。同じくらいの身分や年齢の友だち。
「同僚」の英語表現
「同僚」を英語で表す英単語は、「colleague」や「co-worker」です。これらの単語が思い浮かばなくとも、「○○ I work with」(私が一緒に働いている○○)のような一言を添えることで「同僚」であることを表せます。
[例文]
- My colleague Tom took summer vacation.(私の同僚のトムは夏休みをとった。)
- The man in the picture is my co-worker.(写真に一緒に映っている男性は私の同僚です。)
- I went on business trip with him, whom I work with.(私は同僚と一緒に出張に行った。)