「粗石」とは?意味や使い方をご紹介

「粗石」という言葉をご存じでしょうか。使うシーンによって<そせき>と読む場合と<あらいし>と読む場合とがあります。いずれも日常的に用いられる言葉ではないので、馴染みのない人も多いでしょう。この記事では「粗石」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「粗石」とは
  2. 建築用語:「粗石」の意味・使い方
  3. ゲーム用語:「粗石」の意味・使い方
  4. 「粗石」の同音異字語

「粗石」とは

「粗石」という言葉は一般的な辞書には掲載されていません。「粗石」は限られた分野で使われており、分野によって読み方が異なります。

  • 粗石<そせき>…建築用語
  • 粗石<あらいし>…ゲーム用語

この記事では、それぞれの読み方に分けて、意味や使い方を解説します。

建築用語:「粗石」の意味・使い方

「粗石」の意味

「粗石」<そせき>とは、砂防工事や採掘などで発生する比較的大きな石(礫径80~1000ミリ程度)のことです。

小さい径にそろえた石(礫径80ミリ以下)は建材として砂防堰堤(さぼうえんてい)などに使われます。しかし、それよりも大きな石は、廃棄するための運搬コストがかかっていました。

「粗石コンクリート工法」は、簡単に言えば、粗石を積み上げたところにコンクリートを流し込んで隙間を埋めるやり方です。

これには、粗石の廃棄や輸送による環境負荷の軽減、廃棄コストの削減だけでなく、構造物をコンクリートだけで作るよりもコストが安く済むという利点があります。

「粗石」の使い方

  • 粗石を利用した粗石コンクリートによる建造物は、大正初期から昭和30年代後半まで作られた。
  • 現在では、従来の工法を改良した新粗石コンクリート工法が砂防堰堤の施工に用いられている。

ゲーム用語:「粗石」の意味・使い方

「粗石」の意味

「粗石」<あらいし>とは、PCゲーム『黒い砂漠』の中のアイテムの名前です。このゲームでは、敵やモンスターとの戦闘以外にも、さまざまな材料を集める「採集」というタスクがあります。

採集できるアイテムには、雑草、丸太などがあり、「粗石」もそのひとつです。「粗石」は、岩石からツルハシを使って採集します。「粗石」は材料として他のアイテム製作に使ったり、錬金術で他の形態に変えたり、市場で売ることができます。

「粗石」の使い方

  • 粗石がたくさんとれるポイントはどこ?
  • 今日は粗石を800個採掘した。

『黒い砂漠』

PCゲーム『黒い砂漠』は、韓国のPearl Abyss社が開発したMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)で、日本では2015年に正式リリースされました。

ゲームの舞台は、滅亡した古代文明が動力源として利用していた「黒い石」が多く残っている砂漠を、ある国は「黒い砂漠」、ある国は「赤い砂漠」と呼んでいる異世界です。戦闘だけでなく、貿易、釣り、採集、などさまざまなコンテンツが盛り込まれています。

「粗石」の同音異字語

【礎石】<そせき>
建築物の土台として用いられる石、つまり、いしずえ()のことです。転じて、ある物事の基礎をという意味もあります。

【組積】<そせき>
レンガや石、コンクリートブロックといった建材の間にモルタルを詰めながら重ねることを言います。

【疎斥】<そせき>
うとんじる・遠ざけるなどを意味する「疎」と、引き下がらせる・押しのけるなどを表すという「斥」からなる熟語で、うとんじて退けることを言います。


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