「間があく」とは?意味や使い方をご紹介

「間があく」というと、距離的なものか時間的なものか、分かりにくいという方もいるでしょう。「間があく」は時間的に間があくことですが、体感でいうとどのくらいの間隔だと考えれば良いのか迷う場合があります。こちらでは「間があく」の意味や使い方について紹介しています。

目次

  1. 「間があく」の意味
  2. 「間があく」使い方
  3. 「間があく」の類語

「間があく」の意味

「間があく」(まがあく)とは、時間の間隔ができる、つまり、少し時間が経つことをいう言い回しです。この場合の「間」は時間のこと。「あく」は漢字で「空く」と書き、隙間ができることをいいます。

「間があく」使い方

「間があく」は、主に何かをしている最中に中断することがあり、時間が経過してしまう様子を表現する場合に使います。

とはいえ、あまり長い時間を指すのではなく、どちらかというと数秒~数分程度の間隔がある時や、自分や相手が少しの間待つことになる時に使われることが多いようです。

それほど頻度は高くありませんが、「先日から少し間が空いているので、改めて説明します」のように、物事自体は続いているものの、物理的に一定の時間が経過しているというさまも表すことができます。

「間があく」を使った例文

  • 通話回線の不調かもしれないが、互いに話をすると数秒くらい間があいている。話すタイミングがつかみにくい。
  • ドアのチャイムを鳴らすと、ちょっと間があいてから「どうぞ」と応答があった。
  • 相手先に問い合わせをしたら間があいて、担当者から「大変お待たせして申し訳ございません。」と言われた。
  • 前回、事務所に顔を出してからそれなりに間が空いているので、誰も私の顔を覚えていなかった。

「間があく」の類語

しばらくして

「しばらくして」(漢字表記:暫くして)とは、少し時間が経った後という意味です。「間があく」と似ている言い回しです。

「しばらく」はあまり長い時間ではなくても、ある程度時間が経過する様子。「して」は助動詞「する」の連用形と接続助詞「て」が付いた形です。

【例文】

  • 只今電話が繋がりにくくなっております。しばらくしてからおかけ直しください。
  • 先生のお宅にうかがい応接室に通された。しばらくして、先生がお見えになった。

時間を置く

「時間を置く」(じかんをおく)は、時間の間隔を空けることや、それまでしていたことについて途中でやめて関わりを持たない時間を持つことです。「置く」はこの場合、時間や空間を隔てることを表します。

「間があく」と似ていますが、「時間を置く」の方は、ある程度まとまった長い時間を空ける際に使う場合があります。

【例文】

  • 話し合いが物別れに終わったので、少し時間を置いて対応したい。
  • 彼女が痛手から立ち直るまで、時間を置いた方がいいね。

一呼吸

「一呼吸」(ひとこきゅう)とは、1回呼吸をする動作から派生して比喩的に、少しだけ時間を取ることをいいます。「間があく」と似ていますが、「一呼吸」の方が「ほんの一息分の時間を入れる」だけで短いのが特徴です。

【例文】

  • 言葉に詰まりそうなので、一呼吸置いてから話しだした。
  • まず、落ち着きましょう。一呼吸入れてから、ゆっくりと何があったか教えて下さい。


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