「実績」とは?意味や使い方をご紹介

「実績」という言葉には、ドキッとする人が多いかもしれません。仕事、スポーツなどでは「実績」をあげることを要求されます。「実績」の意味には、優れた成果であることが含まれます。今回は、「実績」の意味と使い方を類語も含めてご紹介します。

目次

  1. 「実績」の意味
  2. 「実績」の使い方
  3. 「実績」の類語

「実績」の意味

職場やスポーツの試合の場などで、「実績」(じっせき)という言葉に追われている人も多いのではないでしょうか。だからこそ、しっかりと意味を理解したうえで、「実績」を上げていきたいものです。

「実績」は、大きく分けて2つの意味を持ちます。

  1. 過去に実際にやりとげた成果、成績、功績、業績。
  2. 過去において実際に生産、もしくは消費した物質の量。
一般的に用いられることが多いのは、1の意味です。

1の意味の「実績」には、「優れた成果、成績」というニュアンスが含まれます。それゆえに、「実績」を求められ、この言葉に追われるように感じる人も多いことでしょう。

「実績」の使い方

「実績」を使うさいのポイントは、上述したように、「過去の数量的結果」または「優れた成果」に限る点です。前日一日の実績、午前中の実績などのようにも使えますが、ある程度のスパンを対象とするのが一般的です。

頻出する言い回しとしては、「実績は~」「実績をあげる」「実績がある」「実績を残す」「実績を積む」など。個人、複数人、組織、すべて主語たりえます。

否定形のかたちでは、「優れた成果がない」という意味で「実績がない」と言うことができます。ビジネスシーンで最も使われますが、スポーツや勉学(偏差値や資格などの観点で)などでも使える言葉です。

「実績」の文例

  • 君の昨年の営業実績は非常に優れていたので、おそらく今春には昇進するはずだ。
  • 地道に実績を上げている者の会社への貢献度はきわめて高い。
  • A社は海外の売り上げに実績がある。
  • マラソン選手のBはこの二年ほど大きなレースで実績を残している。
  • 君たちは起業したいそうだが、もう少し社会人としての実績を積んでからにしたまえ。

「実績」の類語

「成績」

成績(せいせき)の意味は、①過去になしとげた仕事などの結果、また、その結果に対する評価。②学業の評価や試験の結果です。

「実績」と異なる点は、「成績」は成果の良し悪しに関わらず用いることができるということです。「成績が悪い(低迷している)」などの言い方も可能です。ほぼ、仕事、学業、試験などの評価において用いられる言葉です。

【文例】

  • 営業部では部員の売り上げが棒グラフで張り出され、各自の成績の良し悪しが一目瞭然だ。
  • 君の二学期の成績は一学期にくらべてずいぶん落ちたが、悩みでもあるのかい?

「業績」

業績(ぎょうせき)は、事業や学術研究などをつうじて成し遂げた成果、実績、功績のことを意味する言葉です。ビジネス、研究職などにおいて使われ、ほとんどの場合「実績」と言い換えることは可能です。

しかし、「業績」には個人としての実績や、スポーツ、学業などにおける実績という意味は含まれないため、「実績」を「業績」に置き換えることができない例は多々あります。

【文例】:A社は三年続けて業績が良かったため、株価も上昇を続けている。

「成果」

成果(せいか)とは、:あることをなしとげて得られたよい結果、できあがったよい結果、という意味の言葉です。そのため、結果が悪いときには使えない言葉です。

ビジネスで使えないこともありませんが、基本的には、努力して実ることや、研究や勉強などにおいて用いるのが一般的と言えましょう。成果をあげる、成果をおさめる、という言い回しで使われることが多い言葉です。

【文例】:この夏は研究室にこもって努力を重ね、研究分野で大きな成果を上げることができた。


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ