「横溢」とは?意味や使い方をご紹介

「横溢」という言葉を知っていますか。頻繁には使われない言葉なので、初めて聞くという方もいらっしゃるかもしれません。「おういつ」と読みますが、では「横(よこ)」に「溢(あふ)れる」とはどんな意味でしょうか。この記事では「横溢」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「横溢」の意味
  2. 「横溢」の使い方・例文
  3. 「横溢」を使った四字熟語
  4. 「横溢」の類語
  5. 「横溢」の英語表現

「横溢」の意味

「横溢(おういつ)」とは「水のみなぎり溢れること。溢れるほど盛んであること」です。「汪溢」と記すこともあります。

水がみなぎって溢れるというイメージから、気力などが溢れるほどに、満ち満ちている様子を指す表現です。

「横溢」の使い方・例文

「横溢」は「気力が横溢する」や「横溢した力」のように使われますが、「○○横溢」のように四字熟語を形成することもある言葉です。

「元気横溢」や「活気横溢」などはその一部で、いずれも「溢れんばかりの気力に満ち満ちていること」を意味します。

例文

  • これだけ活力が横溢しているのだから、今日の試合に私たちが負けるはずがない。
  • 落ちこぼれの集まりと揶揄されていたクラスだったが、赴任してきた新任教師の影響で、生徒たちから気力が横溢してくるのがわかった。
  • 地方の跡継ぎ問題がニュースに取り上げられる昨今だが、ある町では横溢する若い力のおかげで復興を遂げた例もある。

「横溢」を使った四字熟語

「野趣横溢」

「野趣横溢(やしゅおういつ)」とは「野性味が溢れんばかりに感じられる」という意味で、お皿などの造形を指す場合もあれば、料理自体に野性味を感じる時にも使われる言葉です。

「野趣」には「ひなびた味わい。自然のままの素朴な趣」という意味があるため、「野趣横溢」は素朴な趣を強く感じる様子を表しています。

「感興横溢」

「感興(かんきょう)横溢」とは「物事に対する興味が溢れるほど満ちてくること」を指します。小説などを頻繁に読む方は見たことのある四字熟語でしょう。

また四字熟語になっていなくとも「感興が横溢する」のように言われることもあります。いずれにしても少し古い言い回しのため、馴染みの少ない言葉だと言えるでしょう。

「横溢」の類語

「充満」

「充満」とは「一杯になること。十分に満ちること。満足すること」という意味です。「横溢」と同じく「物が広く満ち満ちている様子」を表す言葉です。

充満というと「ガスが充満している」や「煙が充満している」のように、物質的なものがある範囲を埋め尽くすというイメージが強いですが、「不満が球場に充満している」のように、人の気持ちが空間を埋め尽くす感じを受ける時にも使われます。

【例文】

  • コンロが故障したのかガスが部屋中に充満したため、急いで窓を開けて換気を行った。
  • 調理室に煙が充満しているのを見て、火事が起こったのかと思った。
  • 社会全体に充満している不満、不安の空気が、子どもたちにも影響を与えている。

「満タン」

よくガソリンスタンドで「ハイオク満タン」と頼んだりすることがありますが、「満タン」の「タン」は何でしょうか。

「タン」は「タンク」の略で、「満タン」「燃料や水などが容器いっぱいに入っているさま」を意味します。「満タン」は「満杯」とほぼ同じ意味で、実際に容器がなくても、何かが上限までたまっているというときに用いられます。

【例文】

  • バケツが満タンになるまで水を入れてきて欲しいと頼まれた。
  • 連休でしっかりと身体のケアが出来たので、月曜日から元気満タン仕事に打ち込める。

「横溢」の英語表現

「横溢する」を英語にすると「be overflowing with」となります。また「一杯である・満ち満ちている」という様子から簡単に「be full of」「be filled with」を使うこともあります。

【例文1】

  • Thanks to the overflowing youth, the city that had been in financial difficulties has recovered.
  • 訳:横溢する若い力のおかげで財政難に陥っていた街が復興した。

【例文2】
  • I could see that his energy was overflowing as if the sun were shining in the dark.
  • 訳:まるで太陽が闇を照らすかのように、彼の気力が横溢するのがわかった。


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