「打って変わって」とは?意味や使い方を例文を含めてご紹介

「打って変わって」は、「以前とは全く違うものである様子」を表すことができます。状況に対しても、人の態度に対しても使うことができ、その後の変化について合わせて言及します。今回は、「打って変わって」の意味や使い方を例文を挙げて説明します。

目次

  1. 「打って変わって」の意味
  2. 「打って変わって」の使い方
  3. 「打って変わって」の類語

「打って変わって」の意味

「打って変わって」とは、「以前とは全然違う様子に変わって」、「それまでとは正反対になって」という意味です。物事の状況や人の態度などが全く違うものになってしまった様子を表す言い回しです。

複合動詞「打って変わる」はそれまでと全く変わることです。その連用形「打って変わり」が「っ」と促音便の形に変化し、さらに接続助詞の「て」がついた形です。

「打って変わって」の使い方

「打って変わって」は、その後の状態の変化の良し悪しに関わらず使うことができます。

以前と全く異なる状態になる

何らかの原因によって、物事や状況が以前と全く異なるものになったことを、「打って変わって」と表現することができます。天候や環境、ものの様子の変化など、さまざまなことに対して用いられます。

【例文】

  • 台風が過ぎ去った後、昨日とは打って変わって雲ひとつない青空が広がっていた。
  • 小春日和から打って変わって、一気に気温が急降下した。
  • リニューアル前の商品と打って変わって、口当たりが良く美味しくなった。

相手の態度が大きく変化する

相手の態度がそれ以前と大きく変化する、途中で極端に変わることも、「打って変わって」と表現できます。ポジティブな意でもネガティブな意でも用いられます。

【例文】

  • 彼は以前そっけない態度だったが、私の勤務先を知ったようで、打って変わったように愛想が良くなった。
  • 納期交渉の本題に入ると、それまでとは打って変わって急に不機嫌になった。

「打って変わって」の類語

手のひらを返す・掌を返す

手のひらを返す・掌を返す」(てのひらをかえす)とは、相手が以前とは全く違った態度をすることや、評価が180度変わることを指します。手のひらを容易く返す様子から、ガラッと相手への態度が変わることに例えた言い回しです。

主に人の態度の変化を表し、些細なことでころっと応対の仕方が変わる相手を皮肉るニュアンスで使われることもあります。

【例文】

  • 彼が有名人になったら、女子の態度が手のひらを返すように媚びた様子になった。
  • 彼のプレーは高く評価されていたのに、代表戦でのミスで手のひらを返すように酷評されている。

激変する・劇変する

「激変する・激変する」(げきへんする)は、物事の状況や人の様子が急激に(劇的に)変化することです。「打って変わって」と同じように使えますが、「激変(劇変)する」の方が変わり方がより早く感じる場合もあるでしょう。

【例文】

  • クーデターによって、国の政治は激変した。
  • あの女優さんはメイクの仕方が変わったのか顔つきが劇変したね。

豹変する

「豹変する」(ひょうへんする)は、人の態度や性格、行動が以前とは大きく変わってしまったことを言います。
 

「君子豹変す、小人は面を革 (あらた) む」
出典は「易経」で、「豹の模様がはっきりと見られるように、君子ははっきりと自分のおかした過ちを悔い改める」という意味です。

本来は、性質などが良い方向に改まることでした。しかし、現在では悪い方向に変わってしまったという意味で使われる傾向にあります。この点は「打って変わって」と異なるといえましょう。

【例文】
  • 一緒に遊ぶ友人が変わったせいか、彼の性格が荒っぽく豹変していた。
  • お付き合いしていた人を連れて行ったら、友人の態度が豹変した。


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