「ガンバルンバ」とは?意味や使い方をご紹介

「ガンバルンバ」という言葉を聞いたことはありますか?この言葉はタレントのタモリさんが出演していたCMのフレーズで、当時の流行語にもなりました。ただし若者世代にとっては、おそらく聞き慣れない言葉でしょう。ここでは「ガンバルンバ」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ガンバルンバ」の意味
  2. 「ガンバルンバ」の使い方
  3. 「ガンバルンバ」の元ネタ
  4. 「ガンバルンバ」が用いられた事例
  5. 「ガンバルンバ」は死語?

「ガンバルンバ」の意味

「ガンバルンバ」とは「ルンバを踊るかのごとく、軽やかに頑張ろう」という意味の言葉です。「頑張る」と「ルンバ」を組み合わせて作られました。なお「ルンバ」とはラテン音楽のリズムに合わせて踊るダンスのことです。

後ほど詳しく紹介しますが、元ネタは1980年代後半に人気を博した「ユンケル黄帝液」のCMです。

「ガンバルンバ」の使い方

「ガンバルンバ」は誰かを応援したり激励したいときに使います。明るくノリの良い雰囲気がありますので、元ネタを知らない人に対しても使いやすい言葉です。

ただし「ガンバルンバ」が流行ったのは1980年代後半ですので、当時を知る人のなかには「死語」「古い」と感じる方も居られるかもしれませんね。

(A)

もう3時間も残業してるわ…疲れたよ…

(B)

踏ん張って!あと少しで完了なんだから。ガンバルンバ!

また「ガンバルンバ」は自分自身を鼓舞したいときにも使います。

(C)

今日も1日、ガンバルンバ!

「ガンバルンバ」の元ネタ

「ガンバルンバ」の元ネタは、1980年代後半に放送されていた、佐藤製薬の栄養ドリンク剤「ユンケル黄帝液」のCMです。

タレントのタモリさんが明るく「ユンケルンバで、ガンバルンバ」と呼びかけるこのCMは、語呂の良さやインパクトも相まって当時のお茶の間に一気に浸透しました。

当時の時代背景

1980年代の日本はバブル景気で勢いに乗っており「働けば働くほど暮らしが良くなる」という希望に満ちていました。そのような背景もあり、頑張る人を応援する「ガンバルンバ」は一躍人気フレーズとなりました。

なおこのユンケルのCMは1988年の「新語・流行語大賞」における「特別賞・人語一体傑作賞」を受賞しています。

「ガンバルンバ」が用いられた事例

姫路市の「生涯現役ガンバルンバ体操」

「生涯現役ガンバルンバ体操」とは「誰でも気軽にどこでも健康づくりができるように」との思いで、姫路市により考案された体操です。

ご高齢の方でも無理なく実施することができ、運動不足が解消されたり、脳の活性化につながったりなど、さまざまな効果が期待できます。

乃木坂46:齋藤飛鳥さんのコメント

アイドルグループ「乃木坂46」メンバーの齋藤飛鳥さんが「ガンバルンバ」とコメントしたシーンが可愛いと、SNSなどで話題になりました。

齋藤飛鳥さんは乃木坂46のセンターを何度も務めたことがある人気メンバーの一人で、雑誌モデルや女優としても活躍しています。

声優:小野坂昌也さんの番組

声優の小野坂昌也さんの冠番組に「ガンバルンバ」が使われていました。この番組は「昌也、ガンバルンバ!!」というタイトルで2010年から2011年までアニメ専門チャンネル「AT-X」にて放送されていました。

小野坂昌也さんはアニメ「SLAM DUNK」の相田彦一役や「ボボボーボ・ボーボボ」の首領パッチ役などを担当してきた人気声優です。またナレーターやラジオパーソナリティ、リングアナウンサーとしても活躍しています。

「ガンバルンバ」は死語?

「ガンバルンバ」が流行したのは1980年代ということもあり、現在では昔ほど使われていません。このため「ガンバルンバ」を「死語」と捉える人もいます。

ただし先述した齋藤飛鳥さんのような若い世代が「ガンバルンバ」を使っていたり、twitterなどのSNSを検索すると「ガンバルンバ」を用いたツイート(書き込み)が現在でも数多く見られます。

今後の状況次第ではありますが、「ガンバルンバ」が単なる流行語の枠を越えて、恒常的に使われる言葉として定着する可能性もあると言えるでしょう。

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