「喧嘩」とは?意味や使い方をご紹介

家族や、友人、職場で、できれば避けたいのが「喧嘩」ですよね。自分自身が当事者でなく、まったく見ず知らずの人が大声で喧嘩をしている姿を見るだけでも、胸がざわつき、良い気分にはなりません。この不穏なイメージ漂う「喧嘩」の意味をご紹介します。

目次

  1. 「喧嘩」の意味
  2. 「喧嘩」の英語表記
  3. ネット世界の「喧嘩」
  4. 「夫婦喧嘩は犬も食わない」とは
  5. 少年漫画「喧嘩商売」と「喧嘩稼業」

「喧嘩」の意味

「喧嘩(けんか)」とは「あらそい」「なぐり合い」のことです。「喧」、「嘩」それぞれの漢字を訓読みにすると、どちらも「喧しい(かまびすしい)」「嘩しい(かまびすしい)」となります。「かまびすしい」の意味は「騒がしい」「やかましい」です。

同じ意味の言葉をつなげることで、「喧嘩」を起こした本人は自分のことでいっぱいで、周囲に対して不愉快な気持を与えていることに気づいてない、そんな険悪な状況が伝わってきますね。

「喧嘩」の英語表記

英語で「喧嘩」を表記する際、状況によって使い分けをします。

口論や、言いあらそいなどのいわゆる「口喧嘩」の場合は、「quarrel」もしくは 「dispute」。

なぐり合いや、取っ組み合いなど、身体に影響を及ぼす「激しい喧嘩」の場合は「fighting」を使用します。そのためちょっとした言い争いを「fighting」を使用して伝えると、状況を知らない相手にかなり激しい喧嘩をしたように伝わってしまいます。誤解が生じないように、うまく使い分けましょう。

ネット世界の「喧嘩」

かつて「喧嘩」というと相手と対峙して争い、口論するものでした。しかし、インターネットの普及により、相手の顔も、年齢も、本当の名前も知らないまま「激しい喧嘩」が起こる時代になりました。

ブログなどのコメント欄などで、あるコメントに対し全く関係のない人が辛辣な言葉を書き込み、傷ついた相手が応戦することで激しい「言葉の喧嘩」の始まり、さらに全く別の人が参戦し始めることによって、「炎上」という状況が発生します。

また、SNSでは知り合い同士のやり取りでも、ちょっとした言葉の行き違いにより「喧嘩」が始まることがあります。面と向かい合って話すときは相手を思いやり、言葉を選べるのですが、相手の表情が見えないことで理性を欠いた罵り合いが始まり、そのまま現実世界での大切な人間関係を崩壊してしまうことがあります。

ネットを通じて誰かとやり取りをするときには、言葉の使い方に十分注意をして、当事者や、被害者とならないようにしましょう。

「夫婦喧嘩は犬も食わない」とは

ドラマや、時代小説の中などで、激しく喧嘩をしあっている夫婦を近所の人が指さし、「いつものことだから放っておけ。婦喧嘩は犬も食わないって言うだろう。」と、仲裁もせず傍観しているシーンを見ることがあります。

「夫婦喧嘩は犬も食わない」とは、夫婦の喧嘩は他人にとっては些細で、くだらないことが原因の場合が多く、心配するだけ損をするから放っておけば良いという意味です。

夫婦喧嘩はお互いの気持ちをぶつけ合い、より強い絆を築けることもありますが、自分達だけのことだけでなく大事なお子さんのことも考えましょう。親が喧嘩をする姿を見て育つ子供は、大きなストレスと恐怖を感じ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になったり、成長ホルモンの分泌が悪くなったり、恋愛に対しても恐怖症となってしまうことがあるのです。夫婦喧嘩をするときは、大切なお子さんの心を傷つけないよう十分注意をした方が良いでしょう。

少年漫画「喧嘩商売」と「喧嘩稼業」

「喧嘩商売」は木多康昭氏による格闘漫画です。週刊ヤングマガジンで2005年から連載が始まり2010年に完結しました。喧嘩の強い高校生が様々な喧嘩テクニックを用い、同年代の学生だけなく、格闘家からやくざまで相手に戦う姿がリアルなタッチで描かれています。

2010年の完結から長期休業となりましたが、2014年から「喧嘩稼業」とタイトルを改めシリーズを再開しました。「喧嘩商売」のころはギャグも含まれていたが、「喧嘩稼業」からはシリアスなストーリーへと変化しています。

技の一つである「煉獄(れんごく)」は相手をひたすら殴りつづけ、逃げることも、倒れることも許されず、最後には立ったまま気絶をさせられる。「地獄」を意味する「煉獄」の名のごとく、情け容赦のない激しい技です。

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