「ぷんぷん」とは
「ぷんぷん」には以下のような意味があります。
- 強く怒っているさま
- 非常に匂いがきついさま
ぷんぷん:怒っているさま
「ぷんぷん」は、怒っていて機嫌が悪い時の様子を表す擬態語です。擬態語とは、視覚や触覚など、聴覚以外から得る感覚の印象を言葉にしたもののこと。「さらさら」や「ねっとり」、「ぼんやり」などが擬態語の好例です。
使い方
- 彼は今、機嫌が悪いようでぷんぷん怒っている。
- ぷんぷんしないで、機嫌直してほしいな。
- なぜそんなにぷんぷんしているの?
派生語
怒っているさま、という意味の「ぷんぷん」の派生語に、「激おこぷんぷん丸」や「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム」があります。
いわゆる「ギャル語」に分類される若者言葉で、2013年頃から使われ始めたと言われています。「ぷんぷん」と同様、強く怒っているさまを表す言葉ですが、怒りの程度により変格活用されます。
顔文字
「ぷんぷん」は、怒っている顔文字の横に添えられて使用される場合もあります。
- ヽ(`Д´)ノプンプン
- (`・ω・´)ぷんぷん
- (# ゚Д゚)ぷん
省略されて「ぷん」と表現されることもありますが、こちらも同様の意味となります。
ぷんぷん:匂いが強いさま
きつい匂いを表現する擬態語として「ぷんぷん」が使用されることもあります。どちらかというと悪臭、嫌な匂い、鼻につく匂いだと感じた場合によく使用されます。
使い方
- 怪しい匂いがぷんぷんする。
- 生ごみの臭いが排水口からぷんぷんして耐えられない。
- 香水をつけすぎたのか、あの女性から妙な匂いがぷんぷん漂ってくる。
ぷんぷん:キャラクター
『週刊ヤングサンデー』『ビッグコミックスピリッツ』にて連載されていた「おやすみプンプン」という漫画の主人公名にも、「ぷんぷん」が使われています。
「おやすみプンプン」は浅野いにおによる漫画作品です。2007年~2013年まで連載されており、累計発行部数300万部を突破した人気作品です。
「おやすみプンプン」の内容
「おやすみプンプン」の特徴は、その印象的なタイトルと、主人公の姿がトリのような姿で表現されているところです。主人公とその家族以外は人間として描かれていますが、なぜ主人公一家だけトリなのか、特に説明もなく物語は進んでいきます。
ストーリーの中心は「プンプン」が小学校~大人になるまでの恋愛模様です。思春期や成人男性ならではの苦悩、人間が病んでしまったときの心情などがリアルかつ鮮明に描かれています。
読んでいくうちについ感情移入して一緒に落ち込んでしまうので、「憂鬱になる漫画」とも言われています。
また漫画ではたびたび「プンプン」が落胆したり、時には涙して一日を終えるシーンがあるのですが、その時にナレーション部分として「おやすみ、プンプン。」のセリフがあてられています。