英単語としての「リリカル」
まず、英単語の”lyrical”(形動詞 リリカル)の意味には、以下の様に、色々な表現があり類語があります。
- 「叙情詩調の」
- 「叙情的な」
- 「感情豊かな」
- 「熱情的な」
- 「情熱的な」
- 「ひどく感激して」
- 「大喜びで」
- 「歌声が軽やかな」
など、自分の前向きな気持ち、明るい感じを出す時や喜びを表す時、心を動かされた時に使われる表現形態の言葉になります。
”lyrical”の関連語
- 「lyric」(名詞 リリック)
- 「lyricism」(名詞 リリシズム)
"lyrical"の例文
- lyrical style of playing(軽やかな演奏スタイル)
- the dance's lyrical performance(ダンサーの叙情詩調なパフォーマンス)
- He was lyrical over my new hairstyle(彼は私の新しいヘアスタイルに大喜びした)
カタカナ語としての「リリカル」
続いて、カタカナ語としての「リリカル」をご説明します。
まずは例文を先に見てみましょう。
「リリカル」の例文
- リリカルな歌詞に心はウキウキ。
- そのリリカルな歌に深く感動した。
- リリカルな読み応えがある。
- リリカルな旋律。
- 彼女のピアノの音色はリリカルで素敵だ。
上記のように、美しい、優しい、ロマンティックなどの表現形態に使われていることがわかります。
「リリカル」の意味
続いて「リリカル」の言葉自体の意味について見ていきましょう。
- 叙情的なさま。
- 叙情詩的。
- リリック。
そのため、「リリカル」という言葉は、心にある想いを、歌や詩にのせて人に伝えること、何かを聴いたり見たりしたときに、自分の気持ちを伝えることを言います。
「リリカル」は昔から音楽や文芸作品などに使われていた言葉ですが、最近はテレビや漫画、アニメなどに多くの場面で用いされています。
また、カタカナ語での「リリカル」は、情熱的なトレンドや作品、熱い想いが伝わってくる小説の主人公の精神状態などに対して使われる傾向があります。
そして、日本で「リリカル」の言葉を見かけることが多くなってきたのは、「魔法少女リリカルなのは」というアニメ作品の影響が大きく、ここから徐々に認知されてきたのではないでしょうか。
魔法少女リリカルなのは
「魔法少女リリカルなのは」は、2004年10月1日から12月24日まで、独立UHF系各局で放送された全13話のテレビアニメ作品。「なのは」は第一期作品で、魔法バトルアクションアニメ作品として大人気です。
都築真紀原作のメディアミックス作品であり、元々はゲームの「とらいあんぐるハートシリーズ」のスピンオフ作品です。
キャッチコピーは「魔法少女、はじめました」
「魔法少女リリカルなのはvivid」は、同シリーズの第4期作品。2015年4月3日から6月19日まで放送。全12話のアニメ作品です。
今ではニュースになるくらいのイベント。夏冬の風物詩、コミックマーケット(コミケ)があります。ここの献血応援イベントにも使われるくらいに、ファンも多く大人気作品です。
リリカルの言葉を使うアイドルユニット
lyricalschool
日本の女性ヒップホップアイドルユニット。略称は「リリスク」。2010年10月 tengal6として結成され、2012年8月に現在のグループ名に改名しています。
スマートフォンで鑑賞することを前提としてつくられたため縦型の映像作品が支持されています。自分のスマートフォンがジャックされた感覚になるという驚きのmv。このmvが話題沸騰中で大人気です。
「リリカル」まとめ
音楽表現や本などに使われる「リリカル」は、感情を表すためには欠かせないことがわかります。英語での使い方を考えると、今まで見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。