「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」とは?意味や元ネタをご紹介

SNSなどで「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」というフレーズを見かけたことはあるでしょうか?詩的な表現ですが、これには元ネタがあります。今回は「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」の意味や元ネタについて解説します。

目次

  1. 「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」とは
  2. 「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」の元ネタ
  3. 「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」の使い方
  4. 花や草に感情はあるか?

「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」とは

みなさんの中にも、絶望のあまり現実逃避した、思考が停止してしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。

「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」(以降、「こんな~生まれたかった」)とは、何か精神的にショックな出来事があったとき悲しみを表したフレーズです。

自分が人間でなく花や草であったならば、こんなに悲しい気持ちになることもなかったかもしれないという心境が表現されています。

「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」の元ネタ

「こんな~生まれたかった」の元ネタとされているのは、ある女性声優ファンがSNSに投稿した文章です。人気女性声優の豊崎愛生(とよさきあき)さんの同棲疑惑がネット上で話題となったとき、彼女のファンの嘆きはすさまじいものでした。

そのため、「こんな~生まれたかった」を始め、「世界はなぜ僕を追い詰めるのか」などの名言が誕生したのです。これらが豊崎さんファン以外の人達の間にも広まり、有名人の熱愛や結婚報道などに対するファンの絶望の表現として認知されて、今に至ります。

豊崎愛生さんとは

豊崎愛生さんは2007年に声優としてデビューし、軽音部で活動する女子高生たちを描いたアニメ『けいおん!』の平沢唯 役などで有名になりました。また、女性声優ユニット「スフィア」として歌手活動も行っています。

「こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった」の使い方

「こんな~生まれたかった」は元ネタが声優関連の話題だったこともあり、おもに声優ファンや二次元オタクの間で使われることが多い言葉です。

【例文】

  • (大好きなタレントの結婚報道を見て)「こんな~生まれたかった…」
  • (作家の不祥事が原因で漫画の打ち切りになることを知って)「こんな~生まれたかったよ」

「こんな思いをするなら草や木にでも生まれたかった」

2015年に放送されたアニメ『ハッカドール THE あにめ~しょん』では、「こんな思いをするなら草や木にでも生まれたかった」というセリフが登場しました。

本作はパロディネタも多いので、このセリフも上記の「こんな~生まれたかった」のパロディではないかと言われています。

『ハッカドール』とは、DeNAが運営していたサブカルチャー系のニュースアプリです。このメディアミックス作品としてアニメや漫画などが製作されました。なお、アプリの『ハッカドール』は2019年8月にサービス終了しています。

花や草に感情はあるか?

花や草に生まれていれば、悲しみを感じずにいられるのでしょうか?虫や動物に葉を食べられると苦味物質を分泌するなどの、外的刺激に対する反応は観察されている植物はあります。しかし、このような生理反応を感情と呼べるかどうかは疑問の余地があるでしょう。


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