「ガキの使い」とは?意味や使い方を由来を含めてご紹介

「ガキの使い」といえば、今ではすっかり年末の風物詩となった「笑ってはいけないシリーズ」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。そんな「ガキの使い」ってどういう意味か気になりますよね。ここでは、「ガキの使い」の意味や使い方を由来を含めて説明していきます。

目次

  1. ガキの使いとは
  2. ガキの使いの使い方
  3. ガキの使いの番組名の由来
  4. ガキの使いのレギュラー
  5. ガキの使いの名物企画:笑ってはいけないシリーズ
  6. ガキの使いの名物企画:その他

ガキの使いとは

「ガキの使い」とは、日本テレビ系列で毎週日曜日に放送されている『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』というバラエティ番組の略称です。他に「ガキ使」や「ガキ」とも呼ばれます。

「ガキの使い」は1989年に放送を開始され、2019年10月で30周年を迎える長寿番組です。なお、日本テレビにおいて、『笑点』に次いで2番目に放送期間の長い番組となっています。放送開始当初は、MCであるダウンタウンの漫才・フリートークをひたすら流していました。

現在では、様々な名物企画が誕生しています。その中の「笑ってはいけないシリーズ」は2006年から大晦日の年越し番組を担当しており、NHKの『紅白歌合戦』に次ぐ最高視聴率をたたき出しています。

子どものおつかい

「ガキの使い」は、元々は子どもの使いという慣用句です。これには、子どものお使いを揶揄して、要領を得ないや融通が利かない、あまり役に立たないといった意味があります。

ガキの使いの使い方

  1. 今年のガキの使いの年末特番が待ち遠しくて仕方ない。
  2. ガキの使いじゃあるまいし、頼まれた仕事くらいしっかりこなしてよ。

ガキの使いの番組名の由来

「ガキの使い」は、上記で説明した通り、「子どものお使い」という意味です。さらに、「あらへんで」という言葉は関西弁で「そうではない」という意味があります。つまり「ガキの使いやあらへんで」とは、子どものお使いのように頼りないものではないという意味になります。

番組名として採用された由来は、ダウンタウンがとある番組で、「ガキの使いやないんやから…」という言葉を使っていたことがきっかけと言われています。

ガキの使いのレギュラー

ダウンタウン(浜田雅功・松本人志)

ダウンタウンは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の1981年にコンビを結成したお笑いコンビであり、番組のメイン出演者です。とんねるずやウッチャンナンチャンらとお笑い第3世代として数えられます。

松本人志さんは番組の構成も担当しており、さらに企画の多くを発案しています。それに対して、浜田雅功さんは番組におけるほとんどの企画の司会進行を担当しています。発言時のテロップの色は、松本さんが赤、浜田さんが青です。

月亭方正

月亭方正はよしもとクリエイティヴ・エージェンシー所属の落語家、お笑いタレントです。2013年1月に芸名を山崎邦正から月亭方正に改名しました。しかし、ダウンタウンからは改名後も「山ちゃん」や「山崎」と呼ばれています。

ガキの使いには、放送第2回からコンビ(すでに解散)で前説として参加していました。番組放送第26回で初出演を果たしています。そのため、ダウンタウンとの共演歴が最も長いタレントとなっています。発言時のテロップは緑です。

ココリコ(遠藤章造・田中直樹)

ココリコはよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の1992年結成のお笑いコンビです。FUJIWARAやナインティナイン、雨上がり決死隊などとともに、お笑い第4世代に数えられます。

ガキの使いには、1997年2月からレギュラー出演しており、当初は番組の前説も同時に担当していました。発言時のテロップは、遠藤章造さんが橙、田中直樹さんが紫です。

ガキの使いの名物企画:笑ってはいけないシリーズ

笑ってはいけないシリーズとは、毎年異なったテーマ(病院や警察など)で昼夜にかけて収録を行うが、収録中の参加者は何があっても笑ってはならず、笑った場合はその場で罰を受けるというルールのゲームです。

基本的なルールとして、以下のものが挙げられます。

  1. 罰ゲームを受けるメンバーは、罰ゲームの舞台となる場所で生活し、研修を受ける
  2. 罰ゲーム開始後は、どんなことがあっても絶対に笑ってはいけない(笑うことが許可されるコーナーを除く)
  3. 笑った場合は、その場で罰が執行される(ケツバットなど)

笑ってはいけないシリーズのはじまり

笑ってはいけないシリーズは、2003年の『絶対に笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅』が発端となっています。初回はレギュラー放送の罰ゲームコーナーとして始まりました。2018年までで16回がシリーズ化されています。

この初回の罰ゲームは全員参加ではなく、松本さん、方正さん、遠藤さん、田中さんの4人が罰ゲームを受け、浜田さんは罰ゲームの仕掛け人の立場でした。全員参加となったのは、2007年放送の『絶対に笑ってはいけない病院24時』からです。

笑いの罠

笑いの罠として、メンバーの身内が参加したり、様々な芸人がネタを行ったりします。近年では、大御所芸能人が参加することもあります。

ケツバットの他に有名な罰として、タイキックと蝶野ビンタ、引き出しネタが挙げられます。タイキックは田中さん、蝶野ビンタは方正さんが受けることが恒例となっています。

引き出しネタは、『絶対に笑ってはいけない高校』から、メンバーの座席の引き出しに罠が仕掛けられるようになりました。

ガキの使いの名物企画:その他

七変化

七変化シリーズは、偽の企画会議が行われている中で、仕掛け人が会議を抜け出し7回変装し、会議の出席者を笑わせることができるかを競う企画です。

現在、会議の出席者はガキの使いメンバー5人とスタッフの合計11人となっています。笑ってしまった人は、罰金として1回1,000円が徴収されます。集めた罰金は、日本テレビ小鳩文化事業団に寄付されています。

初回は1995年に方正さんが行い、これまでで50人の参加者がいます。賞金獲得ランキング1位は、次長課長の河本準一さんの63,000円で、最低金額は、放送作家の高須光聖さんの7,000円です。(2019年3月時点)

ききシリーズ

ききシリーズとは、最初に目隠しをした状態で味見をした食べ物を味や香りなどを頼りに、10~20種類の中から探り当てるという企画です。

一旦味見すると保留はできない上に、同時に複数の味見ができず、1度手にしたアイテムは必ず正解か不正解のコールをしなければいけません。正解者には賞金10万円が贈呈され、不正解の場合は罰ゲームが行われます。

初回は、1999年のきき缶コーヒーから始まっており、2019年のききチャーハンまでで41回が放送されてました。正解数は浜田さんの7回がトップで、方正さんの3回が最低です。


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