「ケツバット」とは?意味や使い方をご紹介

「ケツバット」という言葉を聞いたことがありますか?「ケツバット」とは罰ゲームの一種。お笑いコンビダウンタウンが出演するTV番組「笑ってはいけないシリーズ」で使われ広く知られるようになりました。ここでは「ケツバット」が出来た経緯や意味、使い方を紹介していきます。

目次

  1. ケツバットって?
  2. 「ケツバット」はどんな風に使われる?
  3. 「ケツバット」用のバットって?
  4. 一度は試してみたい!?「ケツバット」
  5. 番外編:「ケツバット」はもうNG?

ケツバットって?

「ケツバット」とは罰ゲームの一種で、ゲームなどで負けた人のお尻をバットで叩くことです。

「ケツバット」の存在を一気に世間に広めたのは、人気テレビ番組『笑ってはいけないシリーズ』。番組内で罰ゲームとして「ケツバット」がたびたび登場し、いまや番組の名物となっています。

「笑ってはいけないシリーズ」って?

「笑ってはいけないシリーズ」とは、日本テレビで毎年大晦日から年越しまで放送されている番組です。初めて放送された2003年から2018年まで続いている超人気シリーズ(2019年時点)で、若者を中心にファンが多い番組として有名です。

レギュラー出演者はダウンタウン、ココリコ、月亭方正。毎年ゲストとして豪華俳優、著名人が多数参加することで有名です。

「ケツバット」はどんな風に使われる?

番組では思わず笑ってしまいそうになる、さまざまなシチュエーションが用意されています。ダウンタウンら出演者は、それを乗り越えて終始「笑わない」ようにするのが『笑ってはいけないシリーズ』のルール

しかし我慢できずに思わず笑ってしまうと罰ゲームが決定してしまいます。「OUT(アウト)!」というコールとともに、「ケツバット」用のバットを持ったスタッフがすばやく走りこんで登場。うっかり笑ってしまった人のお尻を思いっきり叩くという内容になっています。

ちなみに罰ゲームである「ケツバット」を行うスタッフは「ケツしばき隊」と呼ばれ、基本的に黒ずくめのスタイルで顔を隠しています。

「笑ってはいけないシリーズ」の超定番「ケツバット」

もはや「ケツバット」は『笑ってはいけないシリーズ』の超定番シーンといっても過言ではありません。

2018年に放送された『絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時!』で「ケツバット」された回数が最も多かったのが、ダウンタウンの松本人志さん。

約6時間の放送内でお尻をたたかれた回数は、なんと271回。この数字をみるだけでも番組の中で「ケツバット」が何度も何度も登場していることがよくわかりますね。

「ケツバット」用のバットって?

罰ゲームとしての「ケツバット」ですが、金属や木製のバットを使えば大けがをしてしまい、「笑い」どころではありません。

『笑ってはいけないシリーズ』では、ダウンタウンやココリコといった出演者が「ケツバット」され痛がる様子が放映されていますが、一体どんなバットが使われているのでしょうか?

「ケツバット」用バットは硬めのスポンジだった!

『笑ってはいけないシリーズ』で使われている「ケツバット」用バットは硬めのスポンジ製。お尻を思いっきり叩いてもケガがないよう配慮されているようです。

このバットは通称「ガキ使棒(がきつかぼう)」と呼ばれ、Amazonや楽天などネットで購入することが可能。1本約1500円前後で販売されています。

ちなみに「ガキ使棒(がきつかぼう)」の名前の由来ですが、『笑ってはいけないシリーズ』はもともとダウンタウンの人気番組『ガキの使いやあらへんで!』の中の人気企画でした。『ガキの使いやあらへんで!』で使われていた棒なので、そこから「ガキ使棒(がきつかぼう)」と呼ばれるようになりました。

一度は試してみたい!?「ケツバット」

若者を中心に知られるようになった「ケツバット」ですが、「本当に痛いの?」「実際にどんな感じかやってみたい」と気になっている人も少なくないのではないでしょうか。

ネットで購入した「ガキ使棒(がきつかぼう)」を使って実際に「ケツバット」を試してみる様子が、youtubeやTwitter上で次々とUPされています。

UUUM所属の人気ユーチューバーであるマスオさん(登録者100万人超)が放送する「マスオTV」内でも「ガキ使棒(がきつかぼう)」が紹介され、実際に「ケツバット」を試す様子が話題になりました。
 

こんな所にも「ケツバット」が!

一般の人が飲み会やパーティーの罰ゲームとして「ケツバット」を使うだけでなく、路上パフォーマンスとして「ケツバット」でお金を稼ぐ人や、アイドルがファンサービスとして「ケツバット」をするなど、「ケツバット」がさまざまな場所で登場しています。

番外編:「ケツバット」はもうNG?

「いじめ」を助長するのでは?と批判の声も

2017年10月東京スポーツ新聞社が、日本テレビの番組『笑ってはいけないシリーズ』で登場する罰ゲーム「ケツバット」がいじめを助長するとの理由から、局内から「ケツバット」を自粛したほうがよいのではという声があがっている、と報じました。

『笑ってはいけないシリーズ』ではプロの芸人達が「笑い」を作り出すために「ケツバット」をあえて使っていますが、その意図をわかっていなければ「ケツバット」はいじめの一種になってしまう恐れも、まったくないとはいえません。

今後の「ケツバット」の行方に注目

この東スポの報道に対して、ダウンタウンの松本人志さんは「どえらいガセネタだ」という内容のコメントをTwitterで配信。

松本人志さんのこのツイートには約4万人がリツイート、約2万人がコメントする事態となり、大きな関心が寄せられました。

「ケツバット」がいじめにつながるかどうか、という事については1人1人が考えていかなければいけない問題かもしれません。今後『笑ってはいけないシリーズ』の中で「ケツバット」は使われていくのか、世論はどうなっていくのかに注目したいですね。

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