「選別」の意味や使い方
「選別」は「せんべつ」と読み、いろいろなものの中から、ある基準によって選(よ)り分けることです。
- 果実を等級(とうきゅう)ごとに選別する
- きずものを選別する
- 鉱石は不純物から選別される
「選別」の類語
「選別」の類語は「選(よ)り分ける」「篩(ふる)う」「選ぶ」「選(よ)る」などがあります。複数ある中から目的に合ったものを取り出すという意味が共通しますが、それぞれ適の数、否の数、または対象となるものによって違いがあります。
「選り分ける」
対象を種類や適否によって区分けし、別々にすること。
「篩う」
ふるいにかけて、不要、不適のものを取り除くというのが本来の意味です。転じて、ある基準に基づいて選び分ける意味になりました。
「選ぶ」
対象の中から目的に合ったものを取り出すこと。一般的な表現でさまざまなものに対して使います。通常、取り出す数は一つだけ、または少数の場合が多いです。
「選る」
「選ぶ」と似ていますが、相手は物だけで、人間に対しては使いません。
使い分け
- 不良品を□□て(で)捨てる…○選り分ける、○篩う、○選ぶ、○選る、○選別する
- みかんを大と小に□□…○選り分ける、×篩う、×選ぶ、×選る、○選別する
- 次の代表選手を□□…×選り分ける、×篩う、○選ぶ、×選る、×選別する
- 好きなおかずだけ□□て(で)食べる…○選り分ける、×篩う、○選ぶ、○選る、×選別する
- この中から一つだけ□□…×選り分ける、×篩う、○選ぶ、○選る、×選別する
「選別」の英語
「選別」の英語は、sorting(選別する)、to select、to choose(よいものを選ぶ)、などがあります。
- りんごは大きさによって選別された…The apples were sorted according to size.
- きずものを選別する…sort out defective articles