「栄光」の意味
「栄光」はえいこうと読み、輝かしい誉れ、輝かしい栄えを意味します。スポーツニュースなどで「勝利の栄光に輝く」「受賞の栄光に浴(よく)する」という言い回しを耳にすることもあるのではないでしょうか。
またキリスト教では「神の栄光」というように、神の偉大さや素晴らしさを讃える言葉としても使われます。
「栄光」の使い方
- 過ぎ去りし栄光の日々に思いを馳せる
- 栄光は我らの手にある
- 私がほしいのは栄光だ
「栄光」の類語
「栄光」の類語には、光栄(こうえい)、栄誉(えいよ)、栄冠(えいかん)などがあります。
「光栄」は意味や使い方であげた「受賞の栄光」を「受賞の光栄」とするように、言い換えが可能な場合もありますが、「尊顔を拝し光栄に存じます」というように、本来は誉れを受けられることに対しての感謝の気持ちを表すので、やはりまったく別の言葉だと考えるべきです。
むしろ「栄誉」が「栄光」とよく似た言葉です。両者の違いは非常に微妙なニュアンスの差で、「栄光」は輝かしいことを強調する修飾語的なイメージ性が強く、「栄誉」はたたえられる誉れという状況の方を強調します。
また「栄冠」は名誉や勝利のしるしの冠の意味から転じて、名誉や勝利そのものを表す言葉になりました。
「栄光」の英語
英語ではキリスト教で神の栄えを表すgloryから、栄光あるという形容詞gloriousができました。また、honor(名誉)、great(偉大)なども「栄光」の英語表現に挙げられます。
【例文】
- 神の栄光…the glory of God.
- 彼らは勝利の栄光に輝いた…They won a great victory.
- 身に余る栄光…The honor you are giving me is more than deserve.
- いつまでも過去の栄光にしがみついていてはいけない…You mustn't go on for ever clinging to your past glories.