「推し」とは?意味や使い方をご紹介

アイドルやオタクという言葉が身近になったことで一般的になった「推し」。「箱推し」や「推し被り」なんて言葉もありますね。元は推薦できるくらい好きという意味ですが、今では少しずつ意味合いが変わってきています。「推し」の意味や由来、使い方などを紹介します。

目次

  1. 推しの意味
  2. 推しの由来
  3. 推しの使い方
  4. 推しとはどんな感情か
  5. 推しの関連語

推しの意味

芸能人やアニメのキャラクターなどに使われる「推し」。元はファンがアイドルに対して抱く感情のことで、人に推薦できるほど好きという意味で使われていました。

今では「応援している人」、「お気に入りのキャラクター」、「好意を抱いている」などの意味で使われるようです。好きな対象のことも「推し」といいますが、応援することも「推す」と表現します。

推しの由来

「推し」の元になったのは「推しメン」。この「推しメン」を省略した形が「推し」の始まりです。「推しメン」はさらに「イチオシのメンバー」の略語です。

「推しメン」はアイドルグループの中で「応援しているメンバー」を指す言葉でした。業界内でのみ知られている言葉でしたが、AKB48の流行に伴い一般の人に広く知られるようになりました。

なお、「イチオシ」は辞書的には「一押し」が正しいといわれていますが、「推薦する」という意味を強く押し出した「一推し」が一般的になってきています。「推しメン」などもこの流れをくむ言葉です。

推しの使い方

「推し」の元となった「推しメン」はアイドルグループに対して使われることが多いのですが、「推し」は、ソーシャルゲームや創作物、スポーツ選手など幅広く使われます。現実世界においては「好き」や「憧れる」などの意味で使われる例もあります。

例文

  • 俺は一生推し続けるよ!
  • 推しが尊い(好きでたまらない)
  • 推しぴ(好きで推しているキャラクター)

推しとはどんな感情か

概要

「推し」がどのような感情であるか、次のように語られます。

  • 「推し」は推薦したいと思えるぐらい好き。
  • 相手には手が届かない、あるいは釣り合いが取れない。
  • 交流したいとは限らない

推しと恋の違い

「推し」はアイドルや有名人などに向けられる感情です。こういった人々は実際には手が届かない人たちですよね。二次元のキャラクターも同様です。

ここから、「推し」は手の届かない相手に向けられる感情とも表現されます。特に、釣り合いの取れていない、恋愛感情に発展することのない相手への感情を「推し」と呼ぶという説もあります。

また、「恋」は相手と親しくなりたい、自分のことを知ってほしいという思いが強いのに対し、「推し」はむしろ推している相手のことを他の人に知ってほしいという気持ちが強いという意見もあります。

こういった観点から、「推し」は「恋」とは違うといえそうです。どちらかというと少し古風ですが「憧れ」という方が近いかもしれませんね。

推しの関連語

箱推し

箱推し」とはアイドルグループなどで、グループ全体を応援することです。グループ内の特定の誰かだけが好きなのではなく、そのグループのメンバー全員が好きな場合に使われます。グループ全体を応援することだけでなく、全体を応援する人のことも「箱推し」と呼びます。

混同されがちな言葉に「DD」があります。これは「DaredemoDaisuki(誰でも大好き)」の頭文字をとった略語です。アイドルならだれでもOKという節操のなさを意味する言葉です。一方、「箱推し」はあくまでも特定のグループだけが好きという違いがあります。

神推し

「神推し」とは、何人か推しのメンバーがいる中で特定のメンバーだけが並はずれて好きなことを表します。この場合の「神」は「非常に」や「とても」という意味のスラングです。

似た言葉に「単推し」があります。こちらはグループ内で一人だけを推している場合に使われます。

推し被り

「推し被り」とは自分が推しているアイドルを他の人も推している状況を意味します。ライバル視する場合もありますが、共感して仲良くなる場合もあり、様々です。


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ