「なう」とは
次の3種類の意味があります。
- 自分が現在いる場所を示して、「いま、〇〇にいます。」
- 自分が現在置かれている状況を示して、「いま、〇〇中です。」
- 自分の現在の行動を示して、「いま、〇〇しているところです。」
「なう」の語源
語源は英語の「now」です。もはや完全に死語となった「ナウい」と同じ語源です。
「なう」の使用例
場所を示すとき
- 新宿なう
- 学食なう
- 新幹線のビュッフェなう
状況を示すとき
- 部屋にひとりぼっちなう
- 彼氏が隣で爆睡なう
行動を示すとき
- おさんぽなう
- 残業なう
使用するときの注意点
「残業中なう」とか「食事中なう」などと使うと、「〇〇中」と「なう」の意味が重複してしまいますので避けます。
- 「残業なう」や「食事なう」で十分です。
少し前に起きたことを言うのに「〇〇なう」というのも厳密にいえば少し変かもしれません。
× 震度5なう
× 遅刻なう
「なう」はたった2語の簡潔な言葉なので、おなじく短い言葉につけたほうが良いという考えもあります。
- 「学生食堂なう」よりも「学食なう」
「なう」は本当に死語になったのか?
2009年のユーキャン新語・流行語大賞ではトップテンに入った「なう」ですが、その後廃れていき、特に若い人の間では「〇〇なう」とツイートするのはダサいと思われるようになりました。
ヤフーの知恵袋では「なう」はもう死語ですか?という質問が多くあり、回答者も「すでに死語である」と一様に答えています。日刊spa!の調査結果でも若者の6割が死語であると考えているようです。
一方で、ツイッターで「なう」と検索してみると、今でも多くの方が「〇〇なう」という様に使用しているようです。
まとめ
以上、「なう」の意味と使い方をご紹介しました。
とにかく簡潔で意味が一目瞭然、かつ便利な言葉です。家族や友人同士で、さらにビジネスシーンでも同僚の間なら(特に外出先から連絡し合うには)、手っ取り早く便利な言葉なので、気楽に使ってよいのではないでしょうか。