「ジェニック」とは?意味や使い方をご紹介

近年、「ジェニック」という言葉をテレビやSNSなどでよく見聞きするようになりました。英語に由来する言葉なのですが、日本ではネイティブとは少し異なる使い方がされているようです。今回は「ジェニック」の意味や使い方について解説していきます。

目次

  1. ジェニックとは
  2. フォトジェニックとは
  3. インスタジェニックという言葉もある

ジェニックとは

ジェニックを英和辞書で引くと、通常の英単語「genic」と接尾語の「-genic」の2とおりがあります。前者は「遺伝子の」という意味の形容詞で、後者は「~に適した」という意味です。一般的に用いられているのは「-genic」のほうで、有名な言葉として「フォトジェニック(photogenic)」があります。

フォトジェニックとは

フォトジェニックは、「写真うつりのよい」「写真向きの」という意味です。英語の「photogenic」をそのまま日本語として使用していますが、英語の場合、ほかにも「発光する」という意味もあります。

フォトジェニックは、日本では人や物、風景といったさまざまなものに対して使っていますが、ネイティブの間では人に対してのみ使われています。

(例1)東京にはフォトジェニックなスポットが多い。
(例2)この俳優はモデル並みにスタイルが良いので、フォトジェニックだといえる。

インスタジェニックという言葉もある

フォトジェニックから派生した言葉として「インスタジェニック」というものがあります。「インスタ」とは、写真や動画の投稿をメインに交流するSNS「Instagram」のことです。フォトジェニックと同様に「Instagramに適している」という意味です。同じ意味で「インスタ映え」という言葉もあり、こちらは2017年の流行語大賞を受賞しています。

英語っぽい言い方ではありますが、こちらは和製英語で、ネイティブの人に使っても伝わりません。英語では「instaglammable」という言葉がインスタジェニック、インスタ映えに相当しますが、これも一般的とは言い難いです。したがって、フォトジェニックと言うのが無難といえるでしょう。

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