ブラゲの意味
ブラゲとはブラウザーゲームの略称で、このサイトを閲覧しているWEBブラウザーでプレイできるゲームのことを指しています。
ブラゲの優れた点はクロスプラットフォームなところで、WindowsやMacにLinuxだけでなく、スマホのiOSとAndroidという垣根すら越えられます。
そして、わざわざゲームショップでタイトルを探して購入する必要もありません。大抵のブラゲはサイトにアクセスするだけでゲームの準備が完了するのです。
この2点がとても便利で、手軽に楽しめるという部分に大きな魅力を感じるのではないでしょうか。
ブラゲの簡単な歴史
ブラゲを動かすには車と同じくエンジンが必要になります。このエンジンにも流行り廃りがありまして、過去では今とまったく違うものが使われていました。少し昔話になりますが、ブラゲがどのような流れを辿ってきたか紹介します。
CGI時代
まだ日本がネット黎明期といえるころ、CGIを駆使して作られたものが主流でした。選択ボックスから行動を決めて、そのページに移行していくタイプです。
例えるならゲームブックが近い存在でしょうか。攻撃をするなら42ページへ、防御をするなら23ページへ進めというアレです。
ただ、ゲームブックと同じで激しい動きは表現できないので、普通のビデオゲームのように動かせるShockwaveで作られたものが徐々に増えていきます。ところが、Flashが登場したことで状況は急激に変わりました。
Flash時代
表現できる幅が広く、初心者でも比較的簡単にゲームを作れるので、他の追随を許さないほどにブラゲといえばFlashの一強になります。
ここがFlashゲームの最盛期といえるかもしれません。個人製作のゲームでとても賑わっていました。
しかし、同時にMMORPGというジャンルのPCゲームが日本でも台頭してきます。PS3やXBOXなども登場しました。そのせいか、ブラゲはあくまで暇潰しのミニゲームという域を出られません。その後もUnityというエンジンが誕生しましたが、Flashの人気は衰えませんでした。
そういった日が長く続くなか、急展開を迎えます。セキュリティにおいて何度も危険に晒されたことでブラウザーを開発する会社が対策に乗り出し、Flashのプラグインを標準で無効化させたのです。ここでFlashの勢いは急速にしぼんでいき、HTML5にその座を明け渡します。
HTML5時代
Flashゲームにはほぼ強制的に幕が下ろされました。その代わり、動作環境がHTML5やWebGLに移って様々なブラゲが誕生していきます。多人数が同時にプレイできるゲームもここから数を増やしました。
ちなみにですが、Youtubeも最初はFlashを使っていました。ブラウザーでFlashが無効化されるより前からHTML5に対応し、今ではHTML5が使われています。
ブラゲの使い方
現在のブラゲはHTML5やWebGLが主流なので、別途にプラグインをインストールしなくても今時のブラウザーなら標準で対応しています。遊びたいブラゲのサイトにアクセスするだけでプレイできますよ。
どうしてもFlash製のブラゲをプレイしたい場合は、Flashを有効化できるブラウザーを選ぶしかありません。安全面からおすすめできませんが、現在でもFlashを動かせるブラウザーはいくつかあります。
ブラゲで人気のジャンル
振り返ってみればブラゲの歴史も長いもので、非常に多くのタイトルが存在しています。そんなブラゲの中でも人気の高いジャンルを紹介しますね。
- 拠点防衛・TowerDefense(TD)・アクション系…やることがシンプルなので根強い人気を誇ります。“ハチミツが好きな黄色いマスコット”の野球ゲームが有名でしょうか。
- 謎解き・脱出・パズル系…じっくりゆっくり楽しみたい方々で賑わっています。将棋やチェス、物探し系もこちらのジャンルです。
- 放置・クリッカー系…ひたすらクッキーを焼くことで有名なゲームなどをクリッカー系といいます。そして、ほとんど何もしないで放置しておくだけのゲームにも熱狂的なファンが存在します。
- MORPG・MMORPG…美少女な戦艦を集めるゲームもここに属します。現状では主流のジャンルではないでしょうか。ブラゲ人口もここに集中しています。
- FPS・TPS…意外にもブラウザーでプレイできるんです。ブロックを積み上げる物作りゲームの亜種も人気が高いです。
まとめ
ブラゲには星の数ほどのタイトルが存在していて、無料でプレイできるものも多いです。ブラウザーさえあればブラゲを楽しめますが、やりすぎだけは本当に気を付けてくださいね。