「lol」の意味
「lol」とは、英語圏で頻繁に使用されるインターネットスラングの中でももっとも有名なもののひとつで、発言者が笑っている、愉快であるということを表しています。
日本では同様の意味合いを持つスラングとして、文末に「(笑)」や、「w」をつけることがあります。こちらはよくインターネットやSNSを利用される皆さんにとって、なじみ深いものではないでしょうか。
ちなみに、日本の「(笑)」や「w」と同様に、「lol」もただ笑っている場合だけでなく、嘲笑や煽りの意味で使用されることも多いです。そういった意味でも「(笑)」や「w」と近しいものを感じますね。純粋に笑っているのか嘲笑の意味なのかは使用される文脈や話の流れから読み取る必要があります。
「lol」の由来
そもそも「lol」という言葉がなぜ発言者が笑っている、愉快であるという意味で使用されるのでしょうか。
実は「lol」とは、"laugh out loud"という英語の頭文字3つをとったものです。laugh out loudとは「声に出して笑う」という意味ですから、その略語の「lol」が”笑っている”という意味で使われるのも納得がいきます。
「lol」の使い方は?どういった文法で綴ればよい?
では、「lol」というスラングは実際にはどのように使用されるのでしょうか。
実際に海外の方のSNSなどをみてみると、文章の末尾につけるパターンと、文頭に置くパターンの二つが多いです。ここでは、それぞれのパターンごとの使い方と、使用例を紹介します。
文章の末尾につけるパターン
文章の末尾につける場合は、日本で使用される「(笑)」とほとんど同じように使用されることが多いです。
例文を上げると、
"He's what you're doing!lol."
(和訳)「彼は何をしているんだ!(笑)」といった形で使われています。
文頭に置くパターン
文頭に置く場合は、感嘆詞や、会話の中の切り返しとしての意味合いを含む場合があります。
例としては、
「やあ、調子はどう?」
"Lol…I’m not bad.
「はは…まぁまぁかな」
といった使用方法が挙げられます。
「lololol」とは
「lol」という言葉を使う方の中には、時折「lololol」のようにlolを連続で綴っている方がいます。これは、日本のスラングである「w」を連続で打つ「wwww」と似たような用法で使われていると捉えていいでしょう。意味合いとしては「lol」と同じですが、こちらはより笑っていることを強調したい場合に使われることが多いです。
「lol」は会話の中でも使える?
さて、ここまでチャットなどの文字媒体での使用方法を紹介してきた「lol」についてですが、このスラング、日常会話の中でも使われることがあるのでしょうか?
結論から申し上げると、「lol」は会話の中で使用される場合はあります。これは日本語の「(笑)」や「w」にはみられない特徴ですね。
日常生活でネイティブの方とコミュニケーションをとる機会が少ないとなかなか耳にする機会はありませんが、youtubeで配信をしている欧米圏の方々の話してる言葉などを慎重に聞いてみると、頻繁に使われています。意味合いとしては日本語でいう「ワロタ」などの表現に近いでしょうか。
読み方としては、「ロゥル」と発音する方が多いですが、決まった発音の仕方はないものと思われます。
ただし、あくまで「lol」の発祥はネットスラングであるため、日常会話で使用するならともかく、目上の方との会話や礼節をわきまえるべきシーンでの使用は控えた方がよいでしょう。
「lol」のまとめ
今回は数あるネットスラングの中でも「lol」について紹介しましたが、世界にはまだまだ多くのネットスラングが存在します。使いこなすことが出来ればチャットでも相手と盛り上がることができると思いますが、くれぐれも時と場合をわきまえた使い方を心掛けたいですね。