「コミット」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんはコミットという言葉を使ったことはありますか?「結果にコミットする」というフレーズがCMでもおなじみですが、実はビジネスなどの実生活でも使えるフレーズなのです。ここでは「コミット」という言葉について、意味や使い方も含めて解説していきます。

目次

  1. コミットの意味
  2. コミットの使い方
  3. IT用語としてのコミット
  4. まとめ

コミットの意味

まず英語でのコミット(Commit)の意味ですが、ゆだねる、約束する、罪などを犯すというさまざまな意味合いで使うことができます。もともと英語では動詞ですが、日本語での「コミットする」という使い方では、名詞のコミットメント(Commitment)の意味にある、約束関与責任という意味合いを含んだ使い方をされます。
 
つまり日本語で「コミットする」という場合、その事柄に関して積極的に関与しますよ責任を持って取り組みますよという意味で使われることが多くなっています。また外交関連の話題などでは、その事柄を確約しますよという意味で使われることもあります。

結果にコミットする(ライザップ)

CMでの「結果にコミットする」という表現は、結果のために積極的に行動し責任を持って取り組みますという強い意志が含まれています。

CMで結果のビフォアアフターを見るとたしかに素晴らしい結果となっていますが、余程の覚悟と自信がないとこの表現は失敗したときに大きなリスクも孕んでしまいます。

コミットの使い方

上記で説明したように、「コミットする」という言葉にはポジティブな姿勢をアピールできる性質があるので、ビジネスシーンでも使われることがあります。

しかしこの場合失敗したときにも何らかの責任を持ちますよという意味としても捉えられることがあるので、使う場面には注意が必要です。 表現としては下記のような使い方ができますので参考にしてみてください。 

  • 売上の向上に最大限コミットします。
  • そのプロジェクトにはコミットできません。
  • 顧客の要望にコミットすることで信頼を得られました。
 
横文字の表現を使うことでできる人だと思われやすい印象がありますが、安易に使うと逆に信頼を失う可能性もあります。

コミットするという意思表示は「努力します」や「善処します」よりも強い印象があるので、場面や自分の気持ちに合わせて表現を使い分けるようにしましょう。

IT用語としてのコミット

実はコミットという言葉はIT分野での専門用語としてまったく別の意味で使われることもあります。Gitというプログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するためのバージョン管理システムがあるのですが、そのシステム内でファイルやディレクトリを変更したり追加した記録をとることをコミットといいます。
 
多くの人が関わってファイルを共有したりしていると、誰が最後に書き換えをしてどこを書き換えたのか分からなくなってしまいます。しかしGitを使って変更点をコミットすると、いつ、誰が、どこを変更したのかも記録され変更前などに復元することもできます。
 
多くの人には関わりのない内容かもしれませんが、Gitを使って仕事をしている人にとって「コミットする」という表現がビジネスシーンでの使い方と全く違う意味だということを頭の片隅に入れておきましょう。

まとめ

「コミット」の日本語でのニュアンスは、英語のコミットメント(Commitment)の意味合いに近く、約束関与責任という意味を持たして使われます。基本的にはコミットする、コミットできないという表現で使っていきます。

 

CMでインパクトがあるため、軽い気持ちで「結果にコミットする」などと言うと思わぬ誤解を招く可能性があります。意味をしっかり把握してこの言葉の使いどころを判断できるようにしてみてください。

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