「体験談」とは?意味や使い方を類語も含めてご紹介

「体験談」と聞くと、ある個人の生々しい、あるいは個人的な経験がよく表れた話がイメージされるのではないでしょうか。もしこの「体験談」を言い換えるのであれば、どのような類語が思い浮かびますか?ここでは、「体験談」の意味や使い方を、類語を含めてご紹介します。

目次

  1. 「体験談」とは?
  2. 「体験談」の使い方
  3. 「体験談」の類語

「体験談」とは?

「体験談」(たいけんだん)とは、自分が身をもって見たり、聞いたり、試みたりしたことの話や、それにまつわる物語りのことです。

「体験」は、一般性や客観性の観点を伴うこともある「経験」とは異なり、「実際に自分が経験したこと」であるため、時に生々しいほどの直接性を伴うことがあります。

必然として、「体験談」にも、一般性や客観性の検証を差し置いた、主観的で私秘的(プライベート)なイメージがついて回る事があります。

「体験談」の使い方

「体験談」は、主に「〇〇(人間)の体験談」というかたちで、ある人が実際に体験したことの談話、話などを指して使います。

基本的には、「私はこういう体験をした」と誰かに話すわけですから、その体験内容が希少である(同じ体験をした人が少ない)、一般的に想像しにくい(想像が及ばないような)不思議な、劇的な体験であるといった価値が付託されることが多いようです。

「戦争の体験談」や「遭難者のサバイバル体験談」のように、本当に希少でその人にしか語れないような体験談もある一方、俗世間では実際の体験かどうかわからないような話がもっともらしく「体験談」と銘打たれるような場合もあります。

例文

  • 宇宙から帰ってきた人の体験談をまとめた本が、ベストセラーになっている。
  • 幽霊に会ったことがあるという彼女の体験談は、誇張が入っているとしても、スリリングで面白い。
  • 息子からの手紙には、外国暮らしの体験談が長々とつづられていた。
  • この雑誌では、読者からの恋愛体験談を募集しています。

「体験談」の類語

「体験談」の類語としては、「経験談」がもっともわかりやすいでしょう。ただし、最初にも述べたように、「経験」は、「体験」から得られたことを一般化・客観化した内容も含まれる(直接性が取り除かれる)場合があります。

その他には、「体験話」(たいけんわ)としたり、「体験秘話」「体験告白」などと言い換えても良いでしょう。また、必ずしも「談」でなくてもよい場合は、「体験記」「体験記録」「回想録」といった表現も類語たりえるでしょう。


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