「今日日」とは?意味や使い方をご紹介

「今日日」という言葉をご存知でしょうか。なんだか「日」が多い?うっかり付け加えてしまった余計な字だろうか?と思われるかもしれませんが、辞書にも記載があるちゃんとした言葉です。ここでは、「今日日」の意味や使い方を、語源などの考察も交えてご紹介します。

目次

  1. 「今日日」とは?
  2. 「今日日」の使い方
  3. 「今日日」の語源・由来について

「今日日」とは?

「今日日」は、<きょうび>と読み、「きょうこのごろ」「こんにち」「いまどき」などの意味を持つ言葉です。

「今日」に「日」を重ねた言葉で、読み方もそのままです。「日」が連続していて何だか違和感を覚える方もいるかもしれませんが、ビジネス会話や公式な文書でも使われることがあるしっかりした日本語ですので、覚えておきましょう。

「今日日」の使い方

「今日日」は、主に「今日日、〇〇が~」といったかたちで話題の最初に置かれ、「きょうこのごろは~」「いまどき~」「最近は~」という文脈を作るために用います。

文字通りの「今日この日」ではなく、ニュアンスとしては「ここ最近」といった程度の、ある程度広い時間感覚を表しますので、その点のみ注意しましょう。

先に述べたように「今日日」は辞書にもある日本語ですが、相手に伝わりにくい可能性を考慮してか、「今日び」としたり、「きょうび」と表記する例もあります。迷ったらひらがなとしても良いでしょう。

例文

  • 今日日、一度もインターネットで買い物をしたことがないという人のほうが少ないかもしれない。
  • 私のような年長者からすると、今日日の若者たちはみな根性がなくて、いかん。
  • 今日日、こんなに正直で無垢な青年がいるだろうか。きっと何か裏があるに違いない。
  • 結婚せずひとりで子どもを育てる母親も、今日日珍しくないのかもしれない。

「今日日」の語源・由来について

「今日日」という言葉、なぜ「日」を重ねているのでしょうか?実は、この言葉のはっきりした語源や由来はわかっていません。いくつかある説も憶測の域を出ず、定説はないようです。

字から考えれば、「今日という、この日」ですから、「今日」を強調していると考えられます。つまり、「今日にもなって」「今日は、もうこんな時勢になっている」と、「今日」を中心として「最近、このごろ」に感覚の比重を置いた言い方なのではないでしょうか。


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