「心機一転」とは?意味や使い方を例文も含めてご紹介

四字熟語で「心機一転」という慣用句があります。人生には節目になるような転機があるものですが、これまでに「心機一転」して頑張ろうと思うような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。この記事では「心機一転」の意味や使い方を例文も含めてご紹介します。

目次

  1. 「心機一転」とは
  2. 「心機一転」の使い方
  3. 「心機一転」の類語

「心機一転」とは

「心機一転(しんきいってん)」とは、何かの出来事をきっかけに、それまでの心の働きや気持ちがいい方向に変化すること、または、変化させることです。「心機」は、心の働き、心の動き、心持ち、気持ちのことで、「一転」は、すっかり変わってしまうこと、一回りすることです。

「心機」とは別に、「心気」という言葉があります。「心気」も、気持ちや心持ち、気分という意味ですが、「心機」は、心の働きや動きに重点を置いた言葉ですから、気持ち自体を意味する「心気」とは異なり、「心気一転」とは言いません。

少しわかりにくいのですが、「心気」の意味する気持ちは、ある一時点の感情そのものなので、固定された一つの事実ですが、その後、その気持ちが何かのきっかけで変化するときに、その気持ちを「心機」という言葉で表現しています。

「心機一転」の使い方

「心機一転」は、悩み事や心配事が解決したり、自分を取り巻く人間関係や生活環境が変化するといったきっかけで、心が働くときに使います。悩み事や心配事には、失敗や挫折、病気などからの快復なども含みます。

環境の変化には、入学や就職、結婚や子供の誕生など、人生の節目となるようなイベントがあります。

また、「心機一転」は、良い方向に心が変化するときに使う言葉で、悪い方向に心が変化するときには使いません。

「例文」

  • 独身時代は遊ぶことばかり考えていたが、結婚して心機一転、仕事も家庭生活も精一杯頑張ろうと思う。
  • 彼は、長い療養生活を終え、心機一転、大学に復学して勉学に励んだ。
  • 自分はこの会社では芽が出ないと思って、心機一転、退職して起業した。
  • 下積み時代が長かった俳優が、心機一転、名前を変えたとたんに人気が出て、出演依頼が後を絶たないそうだ。

「心機一転」の類語

「気分一新」

「気分一新(きぶんいっしん)」は、何かをきっかけに、これまでとはすっかり違った心持ちで物事に取り組もうとすることです。このきっかけも「心機一転」と同じように環境などの変化を指しますので、同義語と言ってもいい言葉でしょう。

なお、英語の「refresh(リフレッシュ)」は、気分一新や元気になる、回復すると訳されています。

【例文】

  • ゴールデンウィークに家族と旅行してたっぷり充電した。気分一新して仕事に精を出そう。
  • 気分一新するために部屋の模様替えをした。

「再出発」

「再出発(さいしゅっぱつ)」は、新しい気分で出直すことです。人生で挫折したり、事業がうまくいかなくなった時などに抱えた問題や気持ちを一度清算して、一からやり直すようなときに使う言葉です。

【例文】

  • 今までの自堕落な生活を改めて再出発することを誓った。
  • 不況でこれ以上商売が続けられないので、一度負債などを整理してから、商売の規模を縮小して再出発するつもりだ。

「改過自新」

「改過自新(かいかじしん)」は、過ちを改めて新たに出直すこと、心を入れかえることです。出典は、中国の歴史書『史記』の呉王濞伝(ごおうびでん)で、「あやまちをあらため、みずからあらたにす」と訓読します。新たに出直すという点で、「心機一転」の類語と言えます。

【例文】

  • 君は、これ以上ミスを繰り返さないために、改過自新しなければならない。
  • 改過自新して、ギャンブルは二度としないと決心した。

「回心転意」

「回心転意(かいしんてんい)」は、今までのことを反省して心を改めること、または、仲直りすることです。「回心」は、キリスト教で、過去の罪や生活を悔い改めて正しい信仰に目覚めることで、「回心(えしん)」と読む場合は、仏教で、心を改めて仏道に入ることを意味します。

一方、「転意」は、反省して心を改めるということで、「回心」との組み合わせで意味を強調しています。

【例文】

  • 頑固で融通の利かないことからトラブルばかり起こす父を回心転意させることは、親族の誰にもできなかった。
  • 親友から説教されて口論になり、絶交状態だったが、あとで彼の真意を知って回心転意し、和解した。


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