「心持ち」とは?意味や使い方をご紹介

「心持ち」は、名詞として使う場合と、副詞として使う場合で意味が異なります。どちらも、それほど使われる頻度は高くないのですが、柔らかな響きの日本語ですので、覚えて表現の幅を広げたいものです。今回は「心持ち」の意味と使い方を類語を含めてご紹介します。

目次

  1. 「心持ち」とは?
  2. 名詞の「心持ち」の使い方
  3. 副詞の「心持ち」の使い方
  4. 「心持ち」の類語

「心持ち」とは?

「心持ち」は、(こころもち)と読みます。名詞と副詞という2つの使い方がありますが、それぞれの意味がかなり異なりますので、混同して誤用しないようにしましょう。

【名詞での意味】

  • 心の持ち方や、心がけ、気だて。
  • なにかをされたりなど、物事から影響を受ける心のさま、気持ち。
  • 生理的な心の調子、具合や気分。
  • 能楽などの場面での心のありよう

【副詞での意味】
がごくわずかであること、ほんの少しだけ、ちょっと、いくらか。

名詞の「心持ち」の使い方

名詞の「心持ち」は、それぞれに「心の様子」というニュアンスが共通していますから、その中のどの意味で用いているか見極める必要があります。

「何かに対し、自身の内側から起こる気持ち」を表す場合は、心持ちを整える、心持ちを変える、心持ちによって、心持ち次第、といった言い回しが用いられるでしょう。

その他の「心持ち」の定型的な使い方としては、~という心持ち、~のような心持ち、心持ちは~、などが挙げられます。この場合は「他の影響を受けて変化する気持ち」を表すこともあります。

文例

  • 落ち込んでいた時に友人たちから励ましを受け、立ち直ろうという心持ちになれた。
  • 家にこもっていると、まるで陸の孤島にいるような心持ちになることがある。
  • SNSでバッシングを受けた人の心持ちは、それぞれの性格によってかなり異なるのだろう。
  • 失敗を恐れるのではなく、失敗は人生の新しい扉だと心持ちを変えるだけで、前向きになれる。
  • 心持ち次第で、あなたは幸せにも不幸せにもなる。
  • あんな心持ちのよいお嬢さんが、息子の嫁になってくれたらなあ。

副詞の「心持ち」の使い方

副詞の「心持ち」は、少々あらたまったニュアンスも感じられるでしょう。少しだけ、ちょっとだけ、などの言葉で置き換えることができますが、これらよりも丁寧な印象です。ビジネスシーンで、あるいは目上の人へ用いても問題ないでしょう。

反面、「心持ち」をはじめ、少し、ちょっとという言葉は、やや曖昧さを感じることもあります。スピード感を求められる場面には、あまり向かないかもしれません。

文例

  • 心持ち、目線を上へ向けていただけますでしょうか。
  • 心持ち深く腰掛けていただきますと、このソファの座り心地はさらによくなります。

「心持ち」の類語

「気持ち」の意味と使い方

「気持ち」は、多義的な言葉ですが、「心持ち」と同様に、名詞は基本的に心の様子をあらわし、副詞は「ほんのすこし、わずか」の意味で用いられます。

【意味】

  1. 物事に接して心にいだく感情、考え方
  2. ある物事に接して生じる心の様子、気分。
  3. 物事に対しての心の持ち方
  4. 生理的な快・不快
  5. 相手への感謝や慶弔の意。
  6. (副詞)ほんのわずか。

意味5のみは、「心持ち」にはない意味です。なにか贈り物などをする際に、謙遜として「ほんの気持ちです」のように用います。

【文例】
  • 第一希望の入試日直前に風邪をひいたが、逆に頑張ろうという気持ちが高まった。
  • 愚痴や陰口が好きな人と話していると、なんとも嫌な気持ちになる。
  • 気持ち、あごを引いてください。

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