「うましかて」とは?意味や使い方を元ネタを含めてご紹介

「うましかて」とひらがな表記をすると、どのようなことを表すのか見当がつかないかもしれませんね。誤って「馬鹿手」と漢字変換してしまい、戸惑う方もいるようです。この記事では「うましかて」意味や元ネタ、元ネタからの使い方などを紹介します。

目次

  1. 「うましかて」の漢字表記と意味
  2. 「うましかて」の元ネタ
  3. 「うましかて」の使い方

「うましかて」の漢字表記と意味

「うましかて」とは、美味しい食べ物・美味しくて自分を力づける物です。平仮名表記のままでは、なぜそうした意味になるのか分かりにくいかもしれません。「うましかて」は漢字で書くと「美味し糧」です。

「美味し」とは、この場合は「(食べ物の)味が良い」、つまりおいしいという意味。「糧」は、食料や食べ物のことですが、精神および生活の上での活力の源となる物、人を力づける物などを比喩的にいう場合もあります。

「うましかて」の元ネタ

元ネタは『ハウルの動く城』

「うましかて」の元ネタは、アニメ映画『ハウルの動く城』の食事をするシーンです。主人公の魔法使い・ハウルが「うましかてを!」と言ったあとに、ヒロインのソフィア、ハウルの弟子・マルクルが「うましかて!」と復唱してからみんなで食べ始めます。

元ネタでの「うましかて」の使い方

日本での食事の前の挨拶は「いただきます」が一般的ですね。なので、あまり馴染みがないかもしれませんが、宗教的な理由などで、食前に食料を作って与えてくれた神様に感謝の祈りを捧げる人もいます。

『ハウルの動く城』においては、「うましかて(を)」は「美味しい食べ物を与えてくださりありがとうございます」といった祈りを略した言葉です。

『ハウルの動く城』の舞台は外国です。その異国の雰囲気を出すために、「いただきます」の代わりに「うましかて」という言葉として使ったのではないかと考えられています。

「うましかて」の使い方

現在では、「うましかて」はSNSなどでも使われていますが、意味は元ネタから離れている場合が多いようです。

具体的には、①「いただきます」と同じように使う、②「美味しい食事だった・美味しかった」というニュアンスで使う、または、①と②のどちらとも取れるケースが見られます。

【例文】

  • 「お気に入りのケーキを買って帰った。紅茶と一緒に、うましかて」
  • 「昼に食べたラーメンうましかて(だった)」
  • (食べ物の写真を添えて)「うましかて」


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