「恒常的」とは?意味や使い方を対義語を含めてご紹介

ニュースなどで、「恒常的な対応」「恒常的な対策」といった表現を見かけたことがあるかもしれません。やや難しい言葉ではありますが、知っておくと有益な言葉と言えるでしょう。今回は「恒常的」の意味や使い方を対義語を含めてご紹介します。

目次

  1. 「恒常的」とは?
  2. 「恒常的」の使い方
  3. 「恒常的」の対義語は?
  4. 「恒常的」の類語

「恒常的」とは?

「恒常的」は、(こうじょうてき)と読みます。やや堅苦しいイメージの語ですから、日常で使う頻度は少ないかもしれませんね。とはいえ、ビジネスの場や論文、新聞記事など、社会生活上ではしばしば見られる言葉です。まずは、「恒常」の意味を確認しましょう。

「恒常」とは

「恒常」とは、「一定して、変化がないこと。いつも変わらないこと。そのさま」を表します。「恒」「常」は、どちらも「つねに、いつも、ずっと変わらない」という意味で用いられています。つまり、同じ意味を重ねて強調した熟語と言えます。

他方、「恒常的」においての「的」には、「そのような状態にある」という意味があります。同じ用法で「的」が使われている語としては、「普遍的」「印象的」などが挙げられます。

したがって、「恒常的」は「一定して変化がない状態・いつも同じ状態にある」ということを意味します。

「恒常的」の使い方

「恒常的」は、やや硬い印象の言葉ですから、日常会話で使うにはあまり向かないかもしれません。ビジネスや会議の場、論文やレポートなど、あらたまった場面で用いるとよいでしょう。

文例

  • アパートのオーナーになるなどの恒常的な収入を得ることは、老後の生活の安定の基礎だ。
  • 地域の保健所は、住民に対し、健康的な食生活指導を恒常的に実施している。
  • 弊社は、これを機会に恒常的な在宅勤務制度を導入することにした。
  • 恒常的に赤字を出している事業は、抜本的に見直さなければならない。

「恒常的」の対義語は?

「恒常的」には、辞書に記載されるような対義語がありません。反対の意味としては、「一定していないこと」「変化がある」などが考えられるでしょう。これを踏まえて、対義語に近い言葉をいくつか紹介します。

「一時的」

「一時的」とは、その時かぎり、物事が長続きしないさま、臨時であるさま、などを意味します。変化があるという点において、「恒常的」の反対の意味と言えそうです。

文例:今回の赤字は、工場火災による一時的なものであるとご理解ください。

「短期的」

「短期的」とは、期間が短いさま、物事にかかわる時間が短いさまを意味する言葉です。「恒常的」は、「長期間変化することがない」と捉えることもできるでしょう。この部分で、対照的な感じがありますね。

文例:今回のB社とのタイアップによる販売プロモーションは、短期的なものになる予定だ。

「限定的」

「限定的」とは、この場だけ、この範囲のみ、などのように制限されているさまを意味する言葉です。機会が限られているという点で、「常に」や「いつも」とは相違する印象があります。

文例:かなり厳しいトレーニングなので、限定的に日数を決めて行うものとする。

「恒常的」の類語

日常的

「日常的」とは、毎日のようになにかが繰り返されるさま、普段通りのさま、日常でよく行われたり見られるさまという意味です。

継続的という意味において「恒常的」の類語たりえますが、「日々の繰り返しや普段通り」というニュアンスが強く、ビジネス用語には適しません。たとえば、「恒常的な収入」を「日常的な収入」と言い換えると不自然です。

文例:タワーマンションが多い街では、朝の駅の改札に長蛇の列ができることが、もはや日常的な光景だ。

永続的

「永続的」(えいぞくてき)とは、ある状態が絶えることなく続くさまを意味します。あることが変化なく続く、というニュアンスが、「恒常的」に近いでしょう。

文例:海外を生産の拠点とすることは、我が社の永続的な方針のひとつである。


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ