「聡明」とは?意味や使い方をご紹介

「聡明」という言葉は褒め言葉で使われることが多いですが、はっきりした意味がとらえにくいと考える方もいるでしょう。他の語句と勘違いをしている人もいるかもしれません。ここでは「聡明」の意味を漢字の成り立ちから詳しく説明し、使い方をご紹介します。

目次

  1. 「聡明」の意味と読み方
  2. 「聡明」の使い方と例文
  3. 「聡明」の類語
  4. 「聡明」の意味と使い方まとめ

「聡明」の意味と読み方

「聡明」の読みは「そうめい」です。

意味は、事物や人物に対する良し悪しの判断ができ、優れた観察力で相手の本質を見抜ける性質、また、その様子を言います。置かれた立場から、まず自分がすべきことを十分に理解しているという特徴があります。

簡潔に表せば、非常に賢く、人や物事の動静を読み取り、的確に行動できることや、そのさまを表すといえるでしょう。

「聡明」は古くからある言葉で、現代語と同じように人の能力を表すのに使われてきました。もう1つ、「聡明」には「神様へのお供え物」「神に供える米・肉・餅・きび」などの意味もありますが、こちらは現代ではあまり用いられません。なお、この場合は「そうめい」以外に「そうめ」と読む場合もあります。

「聡明」それぞれの漢字の意味

「聡」という漢字は、耳の神経を集中して聞くことを表しており、耳が良く聞こえるという意味があります。そこから物事を理解する力が強いという意味に転じて、「理解力や判断力に優れる」「賢い」「才知がある」という意味を持つようになりました。

「明」は「明るい」ことです。明るいとはっきりと物を見分けられますから、「目がよく見える」という意味も加わり、やがて「瞬時に物事を見分ける力」「知力」という意味が派生しました。

「聡明」と熟語になることで、「素早く物事を見分ける力」があり、「理解力や判断力に優れている」という意味になります。

「聡明」と「黎明」読み間違いにご用心

「聡明」と「黎明」は全く違う言葉です。「黎明」を間違えて「そうめい」と読む人がいますが、こちらは「れいめい」と読みます。後ろに「明」という字が付くので、見間違えることがあり、ゲームや小説、新聞記事などで見かける「黎明期」という字を「聡明期」と勘違いする人もいるそうです。「聡明期」という言葉はありませんので、読み間違いや書き間違いには注意しましょう。

「黎明」の意味は、夜明けです。「黎」は空が暗いことですので、「黎明」はちょうど日の出の時間を迎え、空が明るくなり始める頃のこと。転じて、物事の始まりの頃を指します。「黎明期」とは、始まったばかりの時期です。会社や団体などを発足させたばかりの時期を示す時にも使われます。

「聡明」の使い方と例文

上記のように「聡明」は、人の優れた「様子」や「能力」を表す言葉として用いられます。肯定の意味で使われた場合は、賢い人などへの褒め言葉となり、言われて気分を悪くする人はほぼいないでしょう。また、「聡明」を「さとあき」「としあき」「そうめい」などと読ませ、男性の名付けに使われることもあります。

<「聡明」を用いた例文>

  • Aさんは傾いていた事業を立て直した聡明な人物だ。
  • あんなに口うるさい人が大勢いる部署をまとめていて、Bさんは聡明な女性ですね。
  • Cくんは非常に聡明な少年で、将来が楽しみだ。 

「聡明」の類語

聡明の類語には以下のような語句があります。

叡智
物事の本質を見極める、深く優れた知性のこと。「叡智を結集した書籍」

賢明
物事の情勢を判断する能力が確実で、起こった問題を適切に解決に導く様子。「賢明な方法で、情勢を好転させる」

怜悧
頭の働きがすこぶる良く、判断する力に長けていること。「小さい頃から怜悧な子で有名だった」

知的
物事の見方や考え方などが感情的なものに左右されるのではなく、知性に基づいていること。「知的な人と話をすると気後れする」

「聡明」の意味と使い方まとめ

「聡明」という言葉は、「賢い」「判断力がある」といった意味を持ち、他者への評価としても使われます。褒める対象は男女や年齢に関係なく、全ての人に対して賞賛の意味を込めて使えます。こうした良い意味合いにあやかるために、男性の人名として用いられることもあります。

古来は、神様へのお供え物を表す意味でも使われましたが、現在では滅多に使用されません。


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