「ばってん」とは? 方言の意味や使い方をご紹介

「ばってん」と言えば、「×(バツ印)」をイメージする方が多いと思いますが、九州出身の方は、方言の「ばってん」を思い浮かべるでしょう。九州ではメジャーな方言なので、旅行や出張などで九州に滞在すると耳にすることも多い、「ばってん」について、ご紹介します。

目次

  1. 「ばってん」は方言
  2. 「ばってん」の意味
  3. 「ばってん」の使い方
  4. 「ばってん」の由来
  5. 「ばってん」にはバリエーションがある
  6. 九州以外で「ばってん」を使う地域も

「ばってん」は方言

「ばってん」は九州地方で使われる方言です。若い人の間では使われなくなってきていますが、中高年以上の世代ではまだまだ使われることが多いので、九州では比較的メジャーな方言といえます。

「ばってん」の意味

「ばってん」は二つの意味があります。

  1. 「だが」や「しかし」という逆接の接続詞として使用し、文頭に使われます。
  2. 「けど」や「けれども」という接続助詞として使用し、文中に使われます。「けど」や「けれども」には順接と逆接の用法がありますが、どちらも「ばってん」に置き換えられます

「ばってん」の使い方

接続詞として

  • あの店のご飯はおいしかったばい。ばってん、店が狭かったとよ。(あの店のご飯はおいしかったよ。だけど、店が狭かったんだよ。)
  • あの子かわいかろ~。ばってん、性格が悪いったいね。(あの子かわいいでしょ~。けれども、性格が悪いんだよね。)

接続助詞として

  • あいつは若かばってん、仕事はようできる。(あいつは若いけれども、仕事はよくできる。)
  • あそこは歩いたら遠かばってん、車やったらすぐたい。(あそこは歩いたら遠いけれども、車だったらすぐだよ。)

「ばってん」の由来

驚くことに、「ばってん」は英語の「But then」(そうは言っても)が由来であるとする説があります。ですが、これは一般的ではなく、古い言葉である「~ばとて」(であるので)が訛ってできた言葉であるとする説が有力だとされています。

「ばってん」にはバリエーションがある

「ばってん」には多くのバリエーションがあり、意味は同じですが地域によって微妙に異なります。

例えば、「ばって」は鹿児島で使われることが多く、「ばってんくさ」は福岡でも博多地方(福岡市博多区周辺)で使われることがあります。

また、「ばってんが」や「ばってが」と「~が」がつくことがあります。「~が」とつくものは「~だが」のように逆接の意味だと捉えがちですが、こちらも意味自体に変化はなく順接の場合も使用され、いずれも「だけど」や「けれども」を表します。

九州以外で「ばってん」を使う地域も

「ばってん」の同義語である「ばって」は九州以外でも青森県津軽地方の方言として使われます。こちらも「だけど」や「けれども」を表し意味は同じです。

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