「食傷」とは?意味や使い方をご紹介

「ノロケ話や恋人の自慢にはもう食傷している」なんて思ったことありませんか。「食傷」は食べ飽きることや飽きて嫌になるという意味です。ここでは「食傷」の意味や使い方、類語などを紹介していきます。「食傷」に興味のある人はどうぞ。

目次

  1. 「食傷」とは
  2. 「食傷」の例文
  3. 「食傷」と「あきる」
  4. 「食傷」の類語

「食傷」とは

食あたり

「食傷」にはまず食あたりや食中毒という意味があります。有害な微生物や化学物質が原因で起こる健康面でのトラブルです。傷んだ食べ物が原因だから、「食傷」と考えるとわかりやすいですね。

飽きて嫌になる

「食傷」には飽きて嫌になるという意味もあります。変化のない単調なことが続いて嫌気がさすことです。カタカタ語でいえば「マンネリズム」、恋愛でいうと「倦怠期」に当たります。

どんなに美味しい食べ物でも、何日も続くといつかは食べ飽きてしまいます。同じように、最初は楽しいと感じていたことでも、何度も繰り返し接することで嫌になるでしょう。このような心理を「食傷」と呼んでいます。

「食傷」の例文

  • 最近さ、同じような話ばっかりで食傷気味だよね。
  • 恋愛だの結婚だのという話にばかりで、食傷するばかり。
  • それどころか、今では文学そのものに食傷している。

「食傷」と「あきる」

日本語で「あきる」と読む漢字は三つあります。「飽きる」と「厭きる」そして「倦きる」です。この中で、「食傷」はどれに一番近いでしょうか。

答えは「飽きる」です。「食傷」の「あきる」はいわゆる「食べ飽きる」に由来します。上述のとおり、好きなものだけれどもう十分、しばらくは結構という意味です。

「厭きる」はというと、嫌で嫌でたまらない気持ち。早く逃れたいという切実な感情です。「もうこの仕事は厭きた。」というサラリーマンが当てはまります。仕事が過剰で嫌になっているのです。

「倦きる」は疲れはててしまった状態です。疲労感を伴うならこれですね。「倦む(うむ)」や「倦む(あぐむ)」とも読むように、先へと進めない閉塞感、行き詰まりを感じさせる言葉です。

「食傷」の類語

飽食

食べ飽きて嫌になるという意味の言葉には「飽食(ほうしょく)」があります。そのまま、飽きるほど食べるという漢字が使われていますね。

現在では、食べたいときに食べたいだけ食べられる、食べ物に不自由しないという意味でより多く使われています。食べ物だけでなく、生活全般で不足がないことも意味します。

倦厭

「倦厭(けんえん)」という言葉があります。先ほどご紹介した「あきる」を表す字が二つも使われているので、説明せずとも予想できますね。もちろんあきてしまうという意味です。

字義的には同じようなことばかり繰り返していてほとほと嫌になる、嫌だと言うことにさえ疲れているような荒んだ気持ちを表します。

実際には、「敬遠」と混同した使い方がされることが多いです。「敬遠」とは表面上は取り繕いながらも内心は嫌がることです。野球で意図的にフォアボールを投げることを表すので、世間的にはよく知られています。

ごちそうさま

恋愛話やのろけ話を聞かされた時に、「ごちそうさま」と返すことがありますよね。どうしてでしょう。「ごちそうさま」は本来、食事を終えた後に口にする言葉のはず。

「ごちそうさま」と言うのは食べ終えた後。食べるとお腹は膨れます。つまり、もう十分満足しています。そこから、もうその話は結構です、十分聞きましたという意味で、「ごちそうさま」と話すのです。

食後の挨拶では作り手やいただいた生命への感謝の気持ちを表しますが、のろけ話への返答ではそういった意味はありません。軽いからかいや皮肉であることが多いようです。


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