「プリ」とは
「プリ」には色々な意味があります。次の項で一つ一つ詳しく説明していきます。
- プリクラの略
- 不倫用語
- インドの地名
- pre(前もって、あらかじめ)という意味
プリの意味:プリクラの略
「プリ」は「プリクラ」の略語です。「プリクラ」は自分の顔や体を撮影し、シールとして印刷するサービスを提供する<プリント倶楽部>を略した言葉です。
それが現在ではさらに縮められて「プリ」と称され、機械なら「プリ機」、とった写真は「プリ画」と呼ばれています。
「プリ」が登場した当時、このようなサービスを持つ機械やサービスそのものを、一つのくくりとして「プリクラ」と呼んでいました。しかし現在「プリクラ」は商標登録されているため、大きなくくりでは「プリントシール機」と呼ぶのが適正です。
【例】
- 今日、プリ撮ろうよ。
- 新しいプリ機めっちゃ可愛く撮れるらしいよ。
プリの意味:不倫用語
「プリ」は、「不倫相手」のことを指す場合もあります。不倫中の女性全般を指すこともありますが、夫の不倫相手の女性のことを意味することが多いようです。
そのため、その呼び方には、大きな皮肉や嫌味が込められています。「プリンちゃん」などとも呼ばれます。
ちなみに「毒プリ」とは「独身の不倫相手(女性)」、「鬼プリ」とは「既婚の不倫相手(女性)」のことです。
【例】
- くそプリからのメールを押さえた。
- プリンちゃんの正体が分かった。
プリの意味:地名
「プリ(Puri)」はインド中東部に位置するオリッサ州の都市の名前でもあります。東インドを代表するヒンズー教寺院のジャガンナート寺院を有しているので、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
州都ブバネーシュワルの南、約60キロメートルの場所に位置しており、美しい砂浜が広がる海岸保養地としても知られています。
また、インドには同じ名前のPuriという揚げパンもあります。朝食や軽食の定番料理として広く愛される、風船のように膨らんだ形が特徴的なパンです。
【例】
- インドのプリに行ってみたいと思っています。
- カレーと一緒に食べるなら、ナンよりプリが好きです。
「プリ」と「プレ」
みなさんも「プレビュー」や「プレオープン」などといった単語を、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「プレ(pre)」は名詞の上に付いて、「前もって」「あらかじめ」「…以前」「…に先行する」などの意を表しますが、「プリ」も同じ使われ方をします。
カタカナ語としては基本的には「プレ」を使うことが多いですが、英語の発音では「プリ」に近いこともあり、「プリ」と表記する場合もあるのです。
【例】
- 子供をプリスクールに通わせようと思っています。
- 育児教室でプリママ友達を増やした。
プリがつく言葉
プリインストール
「プリインストール」とは、パソコンやスマートフォンのOSやアプリケーションを、あらかじめインストールしておくことです。ここでの「プリ」は「pre」から来ており、「前もって」インストールしておくという意味です。
プリキュア
「プリキュア」とは、東映アニメーション制作の女児向けアニメ「プリキュアシリーズ」のことです。「ふたりはプリキュア」というアニメ番組で大ヒットし、シリーズ化して今に至っています。
ちなみに、プリキュアのプリはプリティのプリです。プリキュアとは「pretty」と「cute」を掛け合わせた造語で、女児に人気の女の子らしいイメージのタイトルです。