「プレ」とは?意味や使い方を紹介

「プレビュー」や「プレオープン」といった言葉を耳にしたことがあると思います。このように「プレ」は、他の言葉とセットで用いられ、後に続く言葉の意味を添加する役割があります。ここでは「プレ」の意味や由来、使い方などを例を挙げながらご紹介します。

目次

  1. 「プレ」の意味は?
  2. 「プレ」の由来
  3. 「プレ」の使い方
  4. 「プレ」の類語

「プレ」の意味は?

「プレ」には、「あらかじめ」「前の」「以前の」という意味があります。英語では「pre」と書きます。

接頭語の一つで、他の語の前につき、ペアーとなる語の意味を添加する役割を持ちます。例えば、「preview(プレビュー)」は「pre(プレ)」+「view(ビュー)」です。

また、本番前の試験的な意味合いにも用いられます。「プレオープン」や「プレ大会」がこれにあたります。

「プレ」の由来

「プレ」の由来は、ラテン語「Pre」です。ラテン語のprea(=before)を語源としており、時間・場所・順序などが「前」であることを意味します。

更に、ラテン語「pre」の由来は、インド・ヨーロッパの祖先が使っていたとされる言語の「forward(前へ)」を意味しているようです。

「プレ」の使い方

「プレ」は、「プレ」単独ではなく、他の言葉とセットで用いられます。単語の前に「プレ」がつく言葉の意味を考える際は、「前」や「試験的」という意味を念頭において考えると分かりやすいでしょう。

いくつか具体的な例をあげて見ていきましょう。

「プレ」の使用例1:プレエントリー

「プレエントリー」は応募手続きの一つで、本登録の前に行う仮登録のことです。

たとえば就職活動などでは、本選考に参加するためのエントリーとは異なり、「企業に興味がある」という意思表示のためにプレエントリーを行います。企業の説明会や採用情報が入手でき、エントリーより手軽に行えるという特長があります。

「プレ」の使用例2:プレ花嫁

「プレ花嫁」とは、挙式を控えていたり、挙式の準備をしている女性のことです。式の演出を構成したり、ウエディングアイテムのDIY,自身のボディメイキングなどに励みます。

最近ではSNSで準備中の写真をアップする人も増えています。プレ花嫁同士の情報交換サイトもあり、人気を集めています。

「プレ」の使用例3:プレスクール

「プレスクール」の本場はアメリカで、「プリスクール」と発音されます。本来、小学校に入学する前に通う施設のことを意味します。保育園や幼稚園がこれにあたります。

日本では、主に幼稚園へ入る前の親子を対象とし、「慣らし保育」や「プレ幼稚園」などとも呼ばれています。園の環境に慣れるだけでなく、子育て支援など行っている園もあります。

基本的に入園の一年前から参加できる園が多く、内容や開催時間は園によって異なります。また、「英語」を習得するための保育施設の名称としても用いられています。

「プレ」の使用例4:プレセール

「プレセール」は通常のセールの前に、お店がお得意様限定で行うセールです。招待状を持った限定客のみのセールなので、混雑なく買い物できるのが魅力的です。お店によって異なりますが、割引率は通常のセールより落ちることもあるようです。

「プレ」の使用例5:プレオープン

「プレオープン」は正式な開店前に近隣の方やお得意様を招待するイベントです。開業にあたりお世話になった方々を招き、感謝の気持ちを伝える意味もあります。

また、従業員の実践的な仕事の流れの最終確認や、客の動向のチェックなど、試験的な営業も意味します。これにより、正式な開店初日から営業をスムーズに行えるようになります。

「プレ」の使用例6:プレ大会

「プレ大会」とは、正式な大会の前に行われる大会のことです。例として、オリンピック競技会の前年に、開催予定地で行われる国際競技会があります。大会運営が円滑にいくようにするための非公式大会で、リハーサルも兼ねています。

「プレ」の類語

「プレ」の類語には、「予行」や「事前」などがあります。「予行」は、あらかじめ行うことという意味があり、例として「予行練習」や「予行演習」などが挙げられます。「事前」には事が起こる前という意味があり、例として「事前登録」や「事前予約」などが挙げられます。

どちらも馴染みのある言葉ですので、日常的にこれらの言葉を使っている人も多いのではないでしょうか。

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