「ターンオーバー」とは?意味や使い方をご紹介

「ターンオーバー」という言葉を聞いたことがありますか?使うシーンによって全く異なった意味を持ちますから、ワケが分からず戸惑った経験をお持ちの方もおられるでしょう。そんな「ターンオーバー」のさまざまな意味と使い方を詳しく解説していきます。

目次

  1. 「ターンオーバー」とは
  2. 「ターンオーバー」の意味
  3. 「ターンオーバー」の使い方
  4. 「ターンオーバー」に近い言葉
  5. 海外での「ターンオーバー」

「ターンオーバー」とは

英語ではturn over(助動詞+副詞)とturnover(名詞)で使い分けられますが、カタカナで「ターンオーバー」と言うときは、両方の区別なく使うケースがほとんどです。日本では2000年前後から、頻繁に使われだしたようです。マンガ「キン肉マンII世」でターンオーバー・キン肉バスターという技が登場したのもこの頃です。

「ターンオーバー」の意味

キーワード「ターンオーバー」で調べると、辞書・辞典それぞれに違ったことが書かれていて、困った方もおられるのではないでしょうか。とにかく多数の意味を併せ持っているので、一つ一つ順を追って解説します。

スポーツでは

アメリカンフットボール、バスケットボールなどのボールゲームで使います。ゲームのプレーの中で、攻守の流れを瞬時に変化させ、敵味方の立場をがらりと切り替えるプレーのことを言います。勝敗を左右する非常に重要な要素で、スタッツ(細かい成績表)にはTOあるいはTOVとしてカウントされ、戦略上、ターンオーバーされた回数をいかに減らすが重視されます。ターンオーバーが多いということは、すなわちパスミスやファウル(反則)が多いことを意味します。

また、プロのサッカーではカップ戦や遠征などの関係で、日程が過密になりがちです。そうした場合、レギュラーメンバーを大幅に入れ替えて対処するケースがあります。これもターンオーバーです。さらに、水泳ではストローク数のことを指したりもします。

生化学分野では

生体内で、タンパク質などの物質の分解と合成が繰り返され、一定の速さで入れ替わることを言います。また「ターンオーバー」数という場合は、単位時間において酵素1分子に反応した基質の分子数のことになります。最近では、皮膚の新陳代謝のことを指して言うことも多く、皮膚細胞が生まれてから剥がれ落ちていくまでの過程、という意味になります。

ビジネス・マーケティングの分野では

商品の売れ行きや総取引高などのことを指します。さらに、英語で労働移動数を指したりもするので、辞職・転職を意味することもあります。

料理でも

生地の間にリンゴジャムなどを挟み、二つ折りにして焼いたパイを指します。また、卵を表裏両面焼くと、ターンオーバーエッグとなります。自動で食パンを回転させる機能が付いた、自動反転型トースターの意味もあります。

「ターンオーバー」の使い方

一つずつ意味を変えた例文を挙げてみます。

・5回のターンオーバー(ミスによるボールロスト)で、相手チームに勢いを与えてしまった。
・監督の大幅なターンオーバー(選手入れ替え)の決断も実らず、チームの低迷を救えなかった。
・特定の酵素の活性上昇により、ターンオーバー数(分子の反応数)が上がった。
・ある種のサプリには、ターンオーバー(肌の新陳代謝)を促進する効果が期待される。
・わが社のターンオーバー(総売り上げ)は、昨年度より2.5パーセントほど改善されている。
・注文の際、卵の焼き方について聞かれたので、ターンオーバー(両面焼き)をお願いした。

「ターンオーバー」に近い言葉

ひっくり返す、回転させるという動きからの連想で派生した言葉は、イメージ的に近いようです。例えば「転換」「転向」「交代」「再編成」「代謝回転」「動的平衡」「新陳代謝」などです。

海外での「ターンオーバー」

海外では、さらに多様な意味で使われています。いずれ、日本でもこうした使い方が定着するかもしれません。

ターンオーバーチェーン

米マイアミ大学のアメリカンフットボールチーム・ハリケーンズでは、インターセプトやファンブルリカバーなどでターンオーバーを奪った選手に対し、ターンオーバーチェーンをプレゼントする儀式があります。このチェーンは、マイアミ大の象徴である「U」の文字をかたどった極太のネックレスのことです。

ターンオーバーカルチャー

ホテルなどのホスピタリティー業界では、多くの従業員が離職し、なかなか定着しない状況にあるようです。そうした傾向をターンオーバーカルチャー(離職文化と訳せばよいでしょうか)と表現するようです。


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