「コスパ」とは?意味や使い方をご紹介

コスパとは、コスパが高い・コスパが低いなどと使われる言葉ですが、何の略語か知ってますか?コスパという言葉を聞いたことがあっても、実際コスパとはどんな意味なのかであったり、正しい使い方までは知らないという人は多いかと思います。コスパの意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. コスパの意味
  2. コスパとは?
  3. コスパの使い方
  4. コスパのまとめ

コスパの意味

「コスパ」とは、コストパフォーマンス(cost performance)の略語です。コスト(=費用)パフォーマンス(=効果・利益・成果)を合わせた言葉で、「CP」と略されることもあります。

日本語でいうと「費用対効果」という意味になります。かけたコスト(=費用)とパフォーマンス(=効果・利益・成果)を掛け合わせた総合評価・満足度というイメージです。

かけたコストが安くてパフォーマンスがいい状態を「コスパが高い(良い)」と言い、かけたコストが高くてパフォーマンスが悪い状態を「コスパが低い(悪い)」と言います。

コストが安くてパフォーマンスが悪い状態や、コストが高くてパフォーマンスが良い状態については、各個人の判断・価値であったり、他の判断項目も考慮してコスパの良し悪しを判断することが多く、場合によってはコスパがどうと判断しかねることもあります。

コスパとは?

「コスパ」という言葉は、「高い・低い」あるいは「良い・悪い」という、指標となる形容詞とともに使用されるのが一般的です。その対象はサービスや商品、業務内容など幅広く、主に評価したり満足度を表すときに使用されます。

コスパの良し悪しは、対象物の利用を検討するうえで重要なポイントになることが多いので、他者のコスパ評価が参考になることも多々あります。

コスパの使い方

例えば「この飲食店はコスパが高い」と表現する場合、「値段(かけた費用)の割に、料理が美味しい(得られた効果・成果が大きい)」という意味合いになります。

また飲み放題や食べ放題の店なら、「値段の割に、料理やドリンクの種類が豊富」という意味でコスパが高いと評される場合もあるでしょう。

コスパの比較

「A社の製品よりもB社の製品の方がコスパが良い」などと比較する場合もありますね。「他社製品よりコスパが良い」と言われると、うっかり「A社よりもB社の製品の方が安いんだ!」と思ってしまいがちですが、そうではありません。ここで比較されているのはあくまでコストパフォーマンス、費用対効果です。

たとえば便宜上、効果も数値化できるとして、A社の製品とB社の製品がともに500円であると仮定してみましょう。A社製品からは100の効果が、B社製品からは200の効果が得られるとしたら、みなさんはどちらを選びますか?

ともにかかる費用は500円で、A社製品よりもB社製品の方が得られる効果が大きい。つまり「A社製品よりもB社製品の方がコスパが良い」ということになります。あるいはともに得られる効果が100で、費用はB社の方が安い場合も、やはり「B社の方がコスパが良い」と言えます。

上記はあえてシンプルに比較していますが、かかる費用に対する効果の大きさを比較するのですから、「値段だけ見ればB社の方が高額だけれども、コスパはB社の方がよい」という場合もじゅうぶん有り得ます。

ビジネス上での使い方

ビジネスにおいて、目上の人相手であったり、正式な文書やかしこまった場面で使う場合は、「費用対効果」という言葉を使うのが望ましいでしょう。

ビジネスシーンでの使い方として「例のツールを導入する件は、費用対効果が見込めないため取り下げとなりました」といった場合、

  • ツール導入を検討していた
  • そのツールはかかるコストが高いことが分かった
  • かかるコストに対して効果・利益・成果が低そう
という判断になり、導入取り下げに至ったということが考えられます。

コスパのまとめ

コスパとは、コストと効果のバランスを見て判断するものですが、人によって判断基準や価値観、感じ方は異なります。他の人がコスパが良いと感じても、自分にとってはコスパが悪いという判断になることもありますし、その逆も然りです。

コスパの良し悪しというものは、個人の感覚によるところが大きいと留意しておきましょう。また、他の人にその価値観を強く押し付けることも控えた方がよいですね。

ただし、ビジネスでコスパの良さを伝えて承認を得る必要があるような場合もあると思います。その場合は、相手が納得いく・満足するような特徴や価値を基準に説明するとよいでしょう。

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